20
君だけに ただ君だけに
Ah めぐり合うために
僕はさびしさとともにうまれたよ
世界で1番だいすきで大切で愛おしい、わたしの星が20歳になった。
2018年、どこか怯えの色を隠しきれない瞳で、でも真っ直ぐと上を見据えていたもちもちふよふよ16歳の大昇くんを見つけた。
あの瞬間、"君に会うために生まれてきた"と思えて、生まれてきた理由を貰えて、とてもうれしかった。
"あなたの夢が叶いますように"
"いろんな人に魅力を気づいてもらえますように"
"いつまでもかわいい笑顔が続きますように"
"大切な仲間とはぐれずに走っていけますように"
"岩﨑大昇くんというアイドルが未来永劫輝き続けますように"
そんなことを祈りながら、願いながら、過ごした4年だった。
大昇くんが幸せで居られるなら、もし、アイドル以外の道を選んだとしても、かなしいけれど受け入れないといけないと思いながら応援してた。でも、大昇くんはこの4年間ずっとずっと眩しいステージの上に居てくれた。
どんな言葉を探しても、探しても、もう伝えたい言葉はひとつしか見つからなくて。
あのね、わたしは大昇くんが生まれてきてくれて心の底からうれしい。見つけることができて、好きになることができて本当によかったよ。この世界に生まれてきてくれて、そして"アイドル:岩﨑大昇"として生まれてくれてありがとう。
眩いスポットライトも、真ん中の立ち位置も、煌びやかで豪華な衣装も、大きなステージも全部全部きみのものだよ。
今日も変わらず、黄色を灯して胸に抱いて。わたしの運命の色は絶対絶対黄色だから。黄色の満開の花束を届けるみたいに、客席のすみっこで、どうかどうかって揺らしながら願ってる。
歌には正解がないし、愛にも正解がないから、答えのないものと向き合い続けること、自問自答を続けること、果てしない旅を続けること、決して簡単なことじゃないし、誰にでもできることじゃないと思う。
でもきっと大昇くんは"演歌やってみたら"って小さな男の子だったあの日、ポケットに入れてもらった宝物を大切に大切に今日まで歩いてきたんだろう。
悔しいも辛いもかなしいもさみしいも全部引き連れて受け止めて歌に昇華して。
ひとつずつ成功を重ねて失敗も糧にして、それが自信になって地が固まって大昇くんを支えてる。
髪をぴょこぴょこさせてたあの日。
大昇くんのソロから少クラが始まった日。
マイクを持つ手が震えた日。
遠い外国の地で歌った日。
自分の歌を聞き返してブラッシュアップした日。
おうちで歌った日。
新国立劇場の0番で歌った日。
新しい歌声で愛を表現した日。
大丈夫かなあなんて心配してた昔のことなんて、うそみたいだよ。届けてくれた全てがきらきら輝く宝物。16歳からの貴重な時間を見守らせてくれて本当にありがとう。大昇くんのやさしさや、つよさや、温かさ。真面目さや、こだわりや、健やかさ。いろんなかけらに救われて、生きる力をもらえました。
20歳になった大昇くんの歌声はなんだか子守唄みたいで、泣いてる子の背中をとんとんしてくれてるみたいで、あぁ、あったかいなあって思ったよ。
どこか母性のような温もりがあって、その中に揺るぎない信念を感じられて。
天使みたいに歌を紡ぐ大昇くんを目に焼き付けながら、やっぱり、出会えてよかったな、見つけられてよかったなって繰り返してた。
こんな素敵な男の子を見つけられたんだから、わたし、大丈夫だって。
でもきっと、挫けそうになる日もあるから。
だから寂しくなったらきみの名前を呼ぶよ。
泣きたくなったらあの日の歌を思い出すね。
だから、明日も素敵な歌をうたっていてね。
愛を証明するために歌い続ける大昇くんの歌がいつまでも響き続けますように。
20歳のお誕生日、おめでとう。
2022.08.23
ヒーローは19歳
18歳の大昇くんにいっぱいいっぱい大切なものもらった気がしてたんだけど、気づいたら前回の更新から丸1年経ってた。憎くて仕方ないウイルスのせいで仕事とか年齢とかいろんな計画とか、思い描いてた予想図が真っ黒な絵の具で塗りつぶされていく感覚で、いろんなことをうまく咀嚼できなくなって、のみこめなくて、足元が覚束なくて、なんか、なんかしっくりときてなかった。3人3人で分かれてクリエやるって発表があったあたりから割とほんと最近まで、身体と心がズレたままなんとか歩いていた。
でも私がそんな風にバラバラになっている間も大昇くんは色んな経験をして色んな人と出会っていっぱいいっぱい大切なもの、届けてくれていたんだよね。いつもの真っ直ぐな目でステージに立っててくれたんだよね。
18歳になってすぐELFの出演が発表されたね。"これからの岩﨑大昇はすごいですよ!"その珍しくも感じられた宣言の通り、いままで見た誰よりも何よりも純粋で綺麗なおとこのこが、新国立劇場の真ん中に存在していました。
きみが大事に大事に守ってきた歌声が、歌が好きという想いがこういう形に繋がったことが心から嬉しい。そしてそれからもどんどん進化を続けて、また次の物語に繋がっていく。
尊敬する先輩の門出に花を添えた11月。憧れの眼差しで、1曲1曲に思いを込めて溶け込む様に踊るきみが誇らしかった。わたしも感謝の気持ちと相手への尊敬を忘れない心、大事にしようって改めて背筋が伸びたよ。
舞台の上の大昇くんの瞳に何度も恋をする。ナイフみたいに鋭い目も、怒りを通り越した失望の目も、光をたくさんたくさん溜め込んで潤む目も。一瞬一瞬でコロコロと変わる表情。背中で語るところ、捌ける瞬間までその役で居続けるところ、その役を生きているところ。いつかストプレも出来るよ、見たいな、絶対見せてね。
18歳の胸きゅんも見れて嬉しかったよ。たくさん歌番組にも出たね。オンラインでも元気でいる姿を見せてくれたね。テレビをつけたら好きな人がいる、そんな時代になりつつあってとても嬉しいです。
そして愛の話。はてぶろ書いたら絶対愛の話してる。
デジタルの時代の中で、変わらない美しいもの。それが愛だと教えてくれたね。
1年前のお誕生日でも触れた、「テーマは恋です。」と言い切ったきみと、同じ顔してた。
きみが舞台に立って、光を浴びて、まっすぐ前を見つめて、心を込めて歌を歌う。
何度も何度も見た景色だった。
何度も見た景色だけど、何度でもその姿に息を呑んで切ないほど温かい気持ちになる。
それはきっとその全てがわたしにとっての愛の形だからなんだと思う。
18歳を生きたきみは、凄かったね。すごすぎたよ。何て言ったら言い終わるのかわからないほど。そして19歳もきっともっと凄い。
きみたちが"生ぬるい"と表現したそれらは、"誰かを思うぬくもり"なんだと思う。
言葉にするのが苦手なのは、きっといつも相手の思いを考えるからだよね。
頭の中で書いては消して、いろんな思いを巡らせてお話ししてくれるきみたちの姿勢が、心が、わたしは大好きです。
あんな歌を歌えるきみだからこそ、その柔らかで清らかな心が傷ついていないだろうか、嫌なものに蝕まれてはいないだろうか、とふと心配になるときがあります。
すきになった日から、ずっと、ずっと。
でも心配になるけどわたしができることってやっぱり何もないから。きみが転んだりへこんだりしながらも立ち上がって前向いて走り続ける姿を見守るだけ。
きみが選んだ道を、信じた人たちを、きみの正義を見守るだけ。
梅雨が明けて大昇くんのお誕生日が近くなる季節。早朝4時くらいに職場の窓から見る朝焼けがわたしの好きな景色のひとつ。
ピンク、オレンジ、柔い青がゆったりと溶けているその優しい空はなんだか大昇くんの愛に似ているようで。その空を見て疲れた身体をくっと伸ばして、深呼吸して、よしもう一息と思う瞬間。
大昇くんが、わたしの生活で、守りたい愛である。
静かに、たしかにそう思う。
18歳の大昇くん。お茶目なヤンキーで、まだまだ幼い後輩で、幸せを運ぶサンタクロースで。信念を持ったボクサーで、誰よりも熱いヒーローで。
そしてやっぱり、かけがえのない、世界にたったひとりのアイドルでした。
生まれてきてくれてありがとう。
アイドルとして生きてくれてありがとう。
大昇くんはずっとずっとわたしの光です。
健やかで、幸せで、愛に溢れた1年になりますように。心も身体もげんきでいてね。
2021.08.23
真夏の18歳
クラスの男の子に特別な想いを抱く役を演じていた去年の夏。少し冷やかすような温度も感じるような空気の中、「テーマは、恋です。」17歳と1日の大昇くんはいつもの調子で少し照れ臭そうに、でも凛とした声でこう言い切った。
周りの音は何も聞こえなかった。大昇くんの真っ直ぐで穏やかでフラットな思いが心地よく愛おしかった。
そのたった一言がいつまでも心にこびりついて、染みついて、何度も何度もこの時の大昇くんの姿を噛み締める。ああ、これからも大昇くんに着いていけば大丈夫だ、なんてキラキラするペンライトの海に溺れながら、大昇くんの煌めきに眩みながら心を新たにしたあの日から一年。
たくさんたくさん、大昇くんの心に救われた一年だった。心って目に見えないし結局はわたしの主観でしかないけれど、わたしは大昇くんの心が好きだなと思うし、いろんなひとに自慢して歩きたいほどこの男の子に出会えたことを誇りに思う。整った顔とか透けるほどに白い肌とか衣装映えするスタイルとか生まれ持ったものもすきで困っちゃうくらいだけれど、大昇くんのお仕事に対する姿勢や周りの人に対する態度や届けてくれる思いがいつもまっすぐ芯があって、でもまあるく優しくて、泣きたくなってしまうほどだいすきだ。
大昇くんの17歳の特別を思い出すときりがないし、あれもこれもと欲張って全部宝箱に詰め込んでしまいたいくらいだけど、その中でもうんと特別だったこと。去年の夏の終わりに風邪をこじらせて入院した時、心細い病室で聞いた、お母さんのご飯みたいにあったかいお守りみたいな歌声。「都会の速さに疲れた時は いつもここにいるから帰っておいで」この大昇くんの歌声があったから私は今も都会にいるのだと思うし、ちいさな窓から見た中秋の名月もずっと忘れたくないと思う。
夏の気配がまだ残る帝劇に通ったことも印象深い。DREAMERの大昇くんはひときわ発光していて、感動に満ち満ちていて、天使が喜んでいるようなオーラを纏っていた。ドリボで舞台に立つときの基礎やダンスのバリエーションを学んだのを感じたし、去年の目が回るほどの夏と並行して作り上げたこの舞台はきっと大昇くんにとってかけがえのない経験になったんだろうな。
冬の帝国劇場。大昇くんの瞳から、指の先から、呼吸から、放たれたことばから、ひしひしと感じた"愛の意味"。ひとつも取りこぼさないように、自分の気持ちを大事に大事に抱きしめて、舞台を生きていた大昇くん。必死で役を演じながらも、その舞台が見てるこちらも虚構なのか現実なのかわからないほどの世界の中で思わず溢れてしまう日もあったね。大昇くんの思いをわかってあげることはできないし、わかろうとすることも烏滸がましいのかも知れないけれど、それでいいんだよ、そのままでいいよ、がんばったね、とあのときの大昇くんに届けたい。舞台期間の大昇くんはまるで舞台に命を捧げるみたいに貪欲で一心不乱で私も息を忘れてしまうほどなのだけれど、そんな風に舞台で生きる大昇くんが狂おしいほどすきなのだと気付かされる。
現場のない春と夏。今までごく自然に行われてきたあれこれが突然なくなり、ぷつりと自分の世界とアイドルの世界が分断されてしまったような感じがした。元々交わっていないことはわかっていたつもりだったのだけど、それをまざまざと見せつけられたようで寂しさが募った。アイドルに心酔し夢心地で生きてきた私にとって、色々な制約のある中で"自分の生活"を確立させなければならない日々だったように思う。
もっと言えば、自分にはなにもないということを痛感する期間でもあった気がしていてぐるぐると取り止めのないことを考えては考えることを放棄するようなそんな日々の繰り返しだった。
でもある日の大昇くんが「絶対ね!」と無邪気な様子で約束をしてくれた。ブログの中の何気ない一言だったけれど、その一言が妙に頼もしくて、大昇くんとの間に絶対があることが未来への希望みたいでうれしかった。絶対、絶対かあ。大昇くんの他愛のない言葉でまた世界は輝いて見えて空の青さに気付けたり、花の鮮やかさに見惚れるような自分になった。
2020年の大昇くんはまたうんと力強さを増したように思う。それは見た目ががっしりしたとか、表情が大人びたとか、もちろんそれもあるんだけどそれだけじゃなくて、たぶん心がまた逞しくなった。今までが弱かったとかそういうことを言いたいのではなくて、元々大昇くんが持っていた信念や芯がより太く、そして具体性を増して大昇くんというアイドルの根底を揺るぎないものにしているのだろうと思う。
出会った時もそのあとも、明るさと同時にどこか繊細さや儚い雰囲気を纏っていて、そこが惹かれた一因でもあるのだけれど、大丈夫かな、大丈夫かな、なんて勝手に余計な心配をしながら大昇くんを見つめる日も少なくなかった。けれどこの夏の大昇くんはどこをとっても、足取りがしっかりしていて立ち姿に威厳があって、なにか余裕のようなものを含んでいて、そしていつにも増して大らかに見えて、成長がとても誇らしかった。
よく見慣れた、愛しい愛しい椅子に大昇くんは腰掛けていた。温かくやさしい歌声で紡がれたのは芸術に昇華された岩﨑大昇というアイドルそのものだったのだろう。だから暗いところにとどまっているだけじゃなくて、うなだれて涙を流し続けるわけでもなくて、前を向いて歩き出して歌をうたったのだろう。
舞台に立つときに遠く遠く上を向く大昇くんがすきだ。スッと背筋を伸ばして足を揃えて、まっすぐ見据えるあの尊い姿をいつも思い出す。アイランドで見たあの姿と、今日の姿が同じだったからうれしかった。私にとって大昇くんはやっぱり、人生辛いことも悲しいこともたくさんあるけれど、でもそれだけじゃないことを教えてくれるアイドルだ。だからこそ"人生ってうれしい"なんだよって、いつもいつも教えてくれる。
大昇くんのソロの後、ゆったりとバトンを繋いで、金指くんが慈しむようにバトンを見つめるところすごく幻想的だしすごくすごく愛って感じでそのくだりだけで泣けてしまうし、その後にショー音楽と和コーナーが続くの、約束を大事にする美少年らしいなって、6人が大事にしてるものを私も大事にしていきたいななんて思う。
17歳の大昇くん、ほんとにほんとにたくさん心を掬い上げてくれてありがとう。心ない言葉に傷ついた日も自分の無力さに打ちひしがれた日もひとりぼっちのような気がした日も大昇くんが私の世界にいてくれたから、アイドルとして輝き続けてくれたから、陽だまりみたいに温かい愛を届けてくれたから。悲しいこともつらいこともあるけど、それだけじゃないぞって思う力をくれてありがとう。
こんな柔らかで誠実でまっすぐな男の子の夢が叶わない世の中なんて信じない!絶対絶対大昇くんの夢は叶うし一億年先も幸せで笑っていてほしい!少しくらい私が悪いこと引き受けるからたくさんたくさん光が降り注いで欲しい。やさしい人に囲まれていて欲しい。大昇くんが生きたいように生きられる世界であって欲しい。
18歳かあ、ついこの間までふよふよもちもちって感じのおとこのこだったのになあ、曲に入り込んだ時の切なさや色気の滲ませ方が本当に上手になって、表情もその時々でコロコロ変わるようになって、踊りはしなやかで伸びやかで、ほんとうに成長は早い。だからこそ一瞬も見逃したくないし、こんな時世の中、見守らせてくれたことが嬉しかったな。うぅ〜たまには目線泳がせてよ、胸キュンのときはあの気まずそうな顔してよ、左手だってそわそわさせてよ〜なんて寂しくて仕方ない私もいるけれど、やっぱり、やっぱりそれよりもうれしくて愛しい。17歳の大昇くんも365日余すことなく大好きだったし、そのすきは増すばかりだから18歳もきっと大昇くん以外はありえないのだろう。
18歳ももっともっと活躍して、大昇くんがやりたいことたくさんできますように。やっぱり大昇くんには舞台が似合うから、いつかまた舞台に立つ大昇くんが見たい。そして私もそこで息をしたい。
大昇くん、18歳のお誕生日おめでとう。
生まれてきてくれてありがとう。
アイドルで居続けてくれて、本当に本当にありがとう。
柔らかく清らかなその手のひらで
入所5周年、おめでとう。お母さんに五千円あげるから!ってお願いされてオーデションに向かうことを決意してくれたあの日。特技披露で何もすることがなくてハンバーガーを食べていたあの日。ずっとLOVEを踊ったあの日。
あの日からもう5年の月日が経ちましたね。小さくてまだまだ大人に守られている少年だったあの日の大昇くん、未知の世界に飛び込んでくれてありがとう。
まさか遠い遠い存在の大昇くんから、ただ見つめていられるだけで、思い続けていられるだけで幸せだと思っていた大昇くんから、まさか感謝の言葉を貰えるなんて思ってもいなくて。わたしの人生でこんな幸せなことがあるんだ、あっていいんだって信じられなくて。
いつもより丁寧に綴られた角のない文字たちも、ほろほろと心地よく響く声も、大昇くんらしいお茶目な言葉選びも。あぁ、きっとはにかみながら読んでいるんだろうなって想像してはくすぐったくなって、胸に溢れたのは大昇くんに出会えてうれしいなあ、出会えてよかったなあ、と、いつのまにか日常にありふれていた、でも何にも代えられない大切なきもちだったよ。
わたしの方こそ大昇くんに感謝してもしきれなくて、どんな言葉で、どんな声色で、どうやって言えば伝わるんだろうってすごく悩みます。大昇くんにお手紙を書くのも、コンサートに行くのも、Youtubeや雑誌をチェックするのも、何ひとつ義務だと思ったことはないよ。そこに行けば、大昇くんの姿を見ればぜったい笑顔になれる、時にはがんばれがんばれって祈るような気持ちになれる、感動して切なくて泣きたいような気持ちになれる、いつだってしあわせになれるって信頼があるからこそなんだよ。
大昇くんに出会って、アイドルを応援するってこんなに楽しくて嬉しくて人生が明るくなるんだって気付くことができました。大昇くんが成長していく姿が心の底から誇らしくて、なんだか色んな人に自慢したくなっちゃって。活躍の場が広がれば、新しい環境にわたしの方がドキドキしちゃって、でも大昇くんはあんまり最初から器用にトントン拍子って感じではないけれど、着実に一歩一歩踏みしめて、足場を固めてぐん、と進んでいく実感があって。ふと気付いたらすごい高いところにいたりして。その度にわたしは余計な心配だったな、なんて笑ってどんどん逞しく、広くなる背中を追いかける。
大昇くんのいる方はいつも眩しくて温かくて、優しい毛布に包まれるようで、わたしの方が長く生きてるのに、なんだか変だよね。でも、いつもそうなの、いつも色んなことですぐ不安になって心がざわついて、足が動かなくなって下を向いてしまう、そんなときに大昇くんの笑顔が、歌声が、想いが、いつも道標になる。そっちに向かえばいいんだ、そっちが正解なんだ、って思える。
ここ3ヶ月は今まで経験したことのないような寂しさや遣る瀬無さ、落胆、心の辛さに加えて身体的にもきついな、って思う日があった。そんな日でも元気をくれるのは、心をふっと軽くしてくれるのは大昇くんの存在だったよ。
初めてのCMやバラエティー番組でふとした日常の中に大昇くんの存在を感じられたこと。外部でお仕事する大昇くんを見て寂しさよりも何倍も嬉しさを感じたこと。いつも綺麗だなって思って見つめているはずなのに、1人だけ発光しているように透き通っていてびっくりしちゃったこと。
大昇くんのお料理企画。柔らかく温かい気持ちのこもったやさしい料理と、その愛をまっすぐ受け止める5人の嬉しそうな顔を見て、愛おしさで胸がいっぱいになったこと。
僕のいつもとちょっと違う感じを出してみました!ってお茶目な大昇くんを届けてくれたり、時にはみんなも元気でいるよってさり気なく教えてくれたり、もうわけわかんないくらいハイテンションな文章を届けてくれたり。文章だけでもなんだか優しさが伝わってきて、いつも嬉しくて笑ってしまったこと。
圧倒的に大きな星と一緒に歌い踊り笑顔を届けてくれたあの日。世界的な混乱の中、希望の光となったあの日。大昇くんのことになると泣いてばかりの私だけれどあの日ばかりは声をあげて泣いたこと。
大昇くんきっと投稿しないんだろうなって勝手に思ってた(ごめんね)Island TVで大昇くんらしい愛を届けてくれたあの日。大昇くんだけに着いて行ってよかったな、大昇くんの愛の形がいちばんだいすきだなって思ったこと。アイドルとしてますます信頼が増したこと。
少し思い出すだけで、こんなにたくさんの思い出があって何度も何度も心を救われて今日まで歩いてきたことに気付く。大昇くんに出会えていない人生だったら。想像することも難しいけれど、きっと寂しくてたまらなかったんじゃないかな、って思う。
だから、わたしが願うことはひとつだよ。
ただただ元気でしあわせでいて欲しい。涙が溢れるほど切実にそう祈っている。
全部うまくいくといいな、ずっといい仲間に囲まれているといいな、愛に溢れたアドバイスをくれる大人や成長を褒めてくれる大人が近くにいてくれたらいいな、美味しいものたくさん食べれたらいいな、夜はぐっすり眠れているといいな。ずっとずっとそんなことを祈っている。
いつも元気をくれてありがとう。かわいい笑顔を、優しくて温かい歌声を、どんどんかっこよくなるパフォーマンスを届けてくれてありがとう。
大昇くんがアイドルで居てくれて、本当に幸せです。
どうかいつまでもその手のひらで誰かの幸せを掬い上げる、誰かの背中をポンと押す、愛を振り撒く、そんなアイドルで居てください。これはわたしの勝手な願いだけれど、大昇くんにはそんな力があるんだって信じているから。できる、できるよ。大丈夫。なりたい人になれるよ。だから信じた道をこれからも力強く進んでください。
お手紙ありがとう。本当に本当に嬉しかったよ。
6年目の大昇くんも楽しみにしてるね。
本当におめでとう。
2020.05.02
硝子色の時間、封じ込めて
布が剥がされて、そこにいるのは世界一だいすきなアイドル。
何度見ても慣れない。センターの少し左側。何度見ても心の奥底から"あぁ、この子が大好きだ。この子しかいない。"と妄信的な感情が一気に溢れてくる。きみの姿を捉えてしまえばそれが最後。ラストまで一切目を離すことができない。
今年もまたイルミネーション輝く日比谷に通う冬がやってきた。また、と言えることが何よりもうれしい。冬の空気は凛と澄んで張り詰めて、傾いた陽が無機質で雑多な街並みを照らしていた。そんな風景すらふと綺麗だと思えたのはきみに会えるからだろうか。いちばん星を目指して大昇くんのいる帝国劇場に導かれるように、半ば吸い込まれるように歩いてゆく。
大昇くんの"出てるところ全部見せ場です!!出てなくても探してください!!"という無邪気なお願いが大好きでまあまあ律儀に遂行してるおたくなんだけど今回のジャニアイはほとんど出てない時間がないくらいずっと出ずっぱりで大昇くんの課された役割、立場の重さを実感した。
もう、まるっきりこどもではないのだ。ずっとこどもでいたい、なんて言うけれど着実に成長しお兄さんになっているのがわかる。見た目だけではなく、心がぐんぐんといろんなものを感じて吸収して豊かに育っているのが。
本当に、本当に場面ごとにいろんな表情ができるようになったね。緊張も不安も、寂しさも辛さだってきっとあったよね。それでも、スポットライトを浴びて上を向いてそこにいてくれたね。たくさんたくさん笑顔や歌声を届けてくれたね。
**
顔が客席に見えていない時でも気を抜かない指先と脚の角度の美しさ。暗い照明でも特徴的なアドリブの動きで出てきた瞬間あ、好きな人だ、って心臓が跳ねた。
だいすき!!!!が身体中から溢れて目に見えるようだったノイナ。ソロの「えっへん!!😆」って感じの歌い方が可愛かったしニコニコの笑顔とちょっぴり上から見下ろす目と転がす舌が愛おしくてたまらなかった。いつまで経っても初演JWの亡霊だったので赤衣装白手袋の大昇くんが見られたのは嬉しかったなあ、。人生の1ページがやっと捲られたようで。
平野とゆうぴと3人で歌ったfour seasons。周りの子からよかった!って言われることが多くて私まで嬉しくてくすぐったくて宝物のひとつにすぐ追加された。
歌い終わって暗転して、ほんと一瞬表情が見えることがあるんだけど大昇くんはその一瞬まで"アイドル"の顔をしていて、この場面に限らず私はどんな表情も仕草も見逃したくなくて舞台袖に捌ける後ろ姿まで見届けているのだけれど大昇くんがダレてるところって本当に見たことがなくて、どんどん信頼が膨らんで積もっていく。
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かいちゃんの「人が人を思う気持ちに俺たちは救われてきた。俺は、愛を信じたい。」という切実な声に呼応して大昇くんが微笑んで上手から歩いてくる。
「僕はひばりさんの曲で愛の本当の意味を知りました。」
そう言って夏から育ててきた愛燦燦を歌い続ける大昇くんが私には愛そのものだったように見えた。
優しい。深い。柔らかく暖かい。大昇くんの歌声が持つ優しさってなんだろうってずっと考えていた。夏から歌い続け、聴き続けてきた愛燦燦だけれど冬の愛燦燦を聞いた時、本当に、本当にびっくりした。この子の持つ温かさってなんなんだろう。
『今までの人生つらいことも、かなしいこともたくさんあったよね。でも、それだけじゃなかったよね。』
押し付けでも励ましでもなんでもなく、ただただ隣で寄り添ってくれるような感覚。ふしぎだね、うれしいねって微笑んで手を差し伸べてくれるような。後半にかけてぐんぐん成長していく大昇くん、客席に語りかけるような、問いかけるような目線はあまり見たことがなかったからそれを見た瞬間じわじわと泣いてしまった。まるでひとりで泣いてるちいさい頃の私や、やりきれなくて泣いてる社会人のいまの私まであの大きな手で包み込んでくれるようで(勝手に)ひどく安心してしまう。
ドリボの時に光一くんに貰った「歌うときは話すように歌うんだよ。」というアドバイスが大昇くんの中に根付いたのだと思う。言葉のひとつひとつをぽとり、ぽとりと大切に届けてくれる。
もうずっと、大昇くんの「人生ってうれしいものですね」のフレーズが大好きでこの言葉の持つ魔法に救われ続けてきた半年間だったのだけど、今回冬の大昇くんに出会って「人生ってふしぎなものですね」って言葉に改めてハッとさせられた。
Jr.担に戻ってきたことだって、こんなに年下の子を好きになったことだって、出会ってから今日まで1日だって好きの気持ちが減ることがなかったことだって、ふしぎだ。ふしぎだけどこういう運命だったのかも知れないともぼんやり思う。あの友達と出会ってなかったら。辛かったあの時期がなかったら。こんなにも優しい気持ちを知ることなんてなかったんだろう。
「ジャニーさんにもよく聞こえるように」と納得が行くまで何度も練習した大昇くん。人生や愛について17歳のまっさらな心で向き合い続けた大昇くん。そして1日も休まず、笑顔でステージに立ち続けた大昇くん。
全部全部、温かい愛だったなあと思う。
2幕の「悲しいことも、さみしいことも辛いことも全部この宇宙に置いていこう」ってセリフがまたやさしさの追い討ちで、全部抱え込む必要なんてないんだ、少しずつ荷物を下ろしたって、ひとつずつ忘れたっていいんだ、と、瞳を輝かせて微笑む大昇くんにいつだって救われている。
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ライフルもバトンもアーチェリーも去年の大昇くんはどこにいっちゃったの?とちょっぴり寂しくなってしまう程堂々としていてスキルアップしていて本当に輝いてて格好良かったなあ。あんなに複雑な演目なので際どいトスが飛んでくることも時々あったのだけれどさすがの反射神経でさらっとこなしている(ように見えた)姿に何度も惚れ直した。1年前の大昇くんのハードな技の時のダルそうな目だって、むっと口が尖るところだって大好きだったけどあんなに真っ直ぐな目で、微笑んでこなすようになった。
演技の幅が増えた。実年齢よりも幼く、茶目っ気たっぷりの演技があんまりに切なくて、切なくて尊かった。「本当に宇宙が自由と夢の場所なのか、わかんなくなっちゃった…!」こどもの純粋な無邪気さってどうしてこう、泣きたくなるくらい切ないんだろう。野郎組で、DREAM BOYSで培った演技力から、さらに毎日いろんなものを吸収して磨き上げているのが伝わってうれしかった。
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クラブばりのEDMの最中暗闇に浮かぶシルエット、会場を煽る両手、挑発的な目。あぁ、あの目がすきだ、いつでも何度見ても高揚する。
髪を振り乱して、声を荒げて毎公演命を燃やすように披露していたSUPER BOYS。息が止まって咽せこんでしまいそうになるくらいの6人の気迫と覚悟。美少年の2019年の答えがそこにあった。自分たちの武器はなにかと模索し続けた日々の途中で恩師と共に見つけ、大切に育ててきた和のステージ。さらに磨きあげて美少年にしかできないパフォーマンスに、ちゃんと自分たちのものになっていたよ。初日のパフォーマンス後の感嘆が漏れたような空気が忘れられないし今でも少し誇らしく思い出す。
大昇くんのパフォーマンスはいつも感情の蛇口が全開なので見ているこちらが苦しくなってしまうほど。曲の感情をどばどばと溢れさせていたAll I NEEDも闇突きも、暗闇で手探りでもがいているような大昇くんを全力で愛していた。伸びた前髪がはらりと目にかかり、その隙間から見える眼光が好きだった。
いつだって音楽を全力で生きる大昇くんに傾倒している。
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あの日から、大昇くんの涙を目にすることが多くなった。
DREAM BOYSや今回のジャニアイで実際に見た涙も、美少年密着のドーム公演や最近放送されたKINGのROTでも。
どうしても好きな人の涙を見るのは苦しくて、つらくて、そのたびに大昇くんには笑っていてほしいなあ、そんな顔して泣かないで、なんて思ってしまう自分がいた。
でも千穐楽を終えた今の自分の気持ちは少し違う。
どんなに涙が溢れてもまっすぐ上を向いて背筋を伸ばして立っている大昇くんがそこにいたから。「あれは汗ですよ」って笑う大昇くんがそこにいたから。
LGTEで前に進んでくる大昇くんはいつもいつも覚悟の決まった、意思のある目をしていたから。
この子は大丈夫だ。悲しみをさみしさをきちんと受け止めて、かなしいよ、さみしいよって言える強さがある。器の広い先輩も、気持ちを分かり合える仲間もいる。いっぱい泣いて、ちゃんと悲しんで、行きつ戻りつ揺れながら絶対に今よりつよくなれる。
泣かないで、なんて気持ちに蓋をするのだけが上手くなってしまったおとなの馬鹿な願いだ。
泣いていいよ、って赦してくれる座長が大昇くんの側にいてくれてよかった、本当によかったね。
布が剥がされて、そこにいるのは世界一だいすきなアイドル。
希望や夢や愛を沢山届けてくれるアイドル。
ひとりのおとこのことしての面にも少しだけ触れてしまったこの半年だった気がするけれど、やっぱり大昇くんがステージに立ちアイドルとして見せてくれる部分を大事に、大事に見つめていたいと再確認する期間だった。
あの日、違うエピソードを披露して会場全体が温かい笑いに包まれて、照れてふにゃりと笑う大昇くん。
曇りの日にせめてと明るい服を選んだ大昇くんと変わってなくて心がぽかぽかして、人の幸せのために動ける大昇くんを好きになれて本当に幸せだなあって少しだけ泣いた。
だから今日もどうか祈らせてほしい。大昇くんのその柔らかい心が、豊かな感性がいつまでも守られますように。温かい愛がたくさん降り注ぎますように。いつまでも好きな場所で輝けますように。
全72公演1日も休まずステージに立ち続けた自分にはなまるあげてね。今年の冬もたくさんの幸せをありがとう。本当にお疲れ様でした!
終わらない夢を描こう
劇中で何度もリフレインするこの一節が否応なく涙腺を緩めていく。ボクシングを題材にしたこの舞台が長年わたしたちの心を掴み虜にし、こうして伝統として続いているのは夢を追いかけるボクサーの卵達がどこか、いつも応援しているあの子に重なるから。どちらが前かわからなくてもとにかくがむしゃらに光の射す方へ、だれかのためを想って、だれかを守るためにただ突き進むあの子の姿に重なるから。夢を追い続ける17歳の岩﨑大昇くんは怒涛のあの夏を駆け抜けながら、この舞台と向き合い、さらにひとまわりもふたまわりもアイドルとして、役者として成長した姿を見せてくれました。2019年 舞台「DREAM BOYS」の備忘録です。
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ふと気がつけばあんなにも夏を騒がせていた蝉の声は心地よい鈴虫の声に変わり、頬を撫でる風は都会の喧騒に疲れた心をさらりと乾かしてくれるような秋風へと変化していた。あんなに愛していた夏はもう終わったのだということを肌で感じながら新たな心持ちであの赤絨毯を踏みしめる、ずっとずっと大好きな帝国劇場。
帝国劇場の柱に一際大きく貼られた大昇くんのお顔は、夏に演じていたロクちゃんの面影はどこへやら。ワイルドに髪をかきあげ、キリッとした眼差しでまるで別人のよう。これは日比谷の観光名所だ、新たな待ち合わせスポットだ、世界遺産に登録するべきだ〜〜!などと真剣に思いながら毎回心の中で合掌してしまうほど。グッズたちもびっくりするほど"タイショウ"の顔していてオリフォを開けて1枚1枚めくるたびに毎回息が止まっていた、あまりに男すぎて…夏の始まりに大昇くんのお顔が変わって、次々に出るお写真たちを見て、恐らくこの子は憑依型の俳優だ…と思っていたのですが今回それが確信に変わりました。
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タイショウは神宮寺勇太演じるジン、もといチャンプのジムのNo.2。チャンプの一番側で背中を見て、追いかけて来た人。誰よりもチャンプを信じていて、慕っていて、忠誠を誓っている。そんな人物像が客席のわたしの手の中にはらはらと落ちてきた。ステージと客席という物理的な境界を飛び越えて、大昇くんの演技はまるで小説を手に取って自分でページをめくるようにありありと感情が届いてくる。
つよさとはやさしさであること。
優しい人は強い人。
17歳の大昇くんはそのぼやけた真実を、その身の隅々から、確かな温度として、振動として、光として客席のわたしへと届けてくれた。まるで中の人なんていないかと錯覚するようにわたしはすぐにタイショウという男の子を凄く凄くすきになったし、どうしてもタイショウに傾倒して舞台を見てしまったな。一回くらいちゃんと俯瞰で舞台見せてよ〜〜!って思ってしまうくらい魅力的で感情移入せざるを得ないキャラクターでした。
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ユウタがボクシングで決着をつけようと提案した時の片方の口角だけをくいっと上げてほくそ笑むタイショウ。チャンピョンベルトを誇らしげに掲げ、目を爛々とギラつかせて歩く姿。試合の序盤、チャンプが勝つことを1ミリも疑うことなく静観し、相手を煽る姿。時にあざ笑うようなこともあったね、勝ちが確定している試合が可笑しくてたまらないような。
あぁ、この人はチャンプが勝つことを心から信じているのだ。1ミリも疑っていない。チャンプの強さを、今までの積み重ねを一番近くで見てきたからこその佇まいなのだと説得力のある演技だった。
タイショウはチャンプの強さはもちろんのこと、その人柄を尊敬していて愛しているのだ。それはタイショウが大きな声を出す、苛立つ、思わず手が出る、そんな場面から痛いほど伝わってくるようだった。
いつもの大昇くんと全然印象が違ってすごく怖かったのだけれど、でも、その中からきちんと愛がこちらに届いていた。きっと大昇くんは"怒り"の裏にあるタイショウの感情としっかり向き合ってその上で演技していたんじゃないかな。
"怒り"の裏には必ずきっかけとなる感情があって。
例えば鉛の板のことが発覚したときやリュウガが刺されたとき。仲間が傷付けられたことの悲しみ、守れなかった悔しさ、不甲斐なさ。落胆、焦り、心配。
視線のひとつから、片方の口角から、傾げた首から、荒げた口調の端っこから、震えた拳から、チャンプや仲間への愛がポロポロと溢れていました。タイショウの大きな声は、強い身体は、誰かを守るためのものだったんだよね。
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だから余計に"タイショウ"自身の、自分のための感情は抑え込んでることが多くて、そこがより一層切なさを産んでいたとわたしは思っていて。
例えばチャンプがユウトにグローブを渡すシーン。部屋に入ろうとするソウヤを制止して外からそっとその様子を見守る、目を伏せる、表情が翳る、唇を噛む。その次の瞬間にはわざと少し明るく、苦しくなるほど優しい声で「チャンプ」と呼ぶ。
チャンプ倒れ、リュウガが刺されて、仲間を守れなかった悔しさや歯がゆさで心臓がはち切れそうなタイショウが、大きな声を出して必死に必死に走ってユウタを探し回っていたタイショウが、やっと目を覚ましたチャンプに「グローブに鉛の板を入れてたんだよ、」って子どもみたいな切実な声で訴えるの、あぁ、今まで気を張っていたタイショウの心の糸が少し緩んだのだな、と伝わってきてポロポロないてしまう。
そしてそのあとのリカさんが黒幕だとわかるシーンではさらにタイショウの年相応の子どもらしさが見えて、もう困惑が隠しきれなくて、眉を下げて泣きそうな顔で頭を振って、"わからない、わからない、たすけて"ってタイショウの声がここまで聞こえてくるようで切なかった。
口から出なかった言葉たちが、この世界に形として生み出さなかったタイショウの感情が切なくて苦しくて、ねえだれがタイショウのこと抱きしめるの?って何度も何度も思っていた。
"ユウトの手術、成功した…!"のシーンは喜びと悲しみが混ざり合ってぶつかって人知れず必死に戦っていて、その広いはずの背中が弱々しく見えた。真顔で一点を見つめて呆然としているようにも見えたけど、でもぐっと涙を拭いて、悲しみを乗り越えて次のシーンでは上を向いて微笑む。特にセリフはないけれどタイショウが大きく成長したことを、大きな一歩を踏み出したことを感じ取れるとてもだいすきなシーン。なんだかジャニーさんと夏の彼らにも重なる部分があるな、なんて思ったりしていた。
(でも私はタイショウよりも精神年齢が子どもなので、ユウトにだいすきなチャンプのグローブも心臓も取られちゃって、こんな弟が欲しかったとかユウトが未来のチャンピョンになる日を楽しみにしてるとか、そんなこと言われちゃってタイショウが可哀想すぎるよ〜〜!!って毎回思っていたことはタイショウにも大昇くんにも内緒ね)
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「生きている」と何度も思いました。タイショウがそこに生きている、と。少しもわざとらしくなく、表情の微細な変化で感情を表していて、相手の台詞にきちんと呼応して。あの目が回るほど忙しかった夏に、ここまで役を落とし込んで、立ち位置を覚えて、ダンスやアクロバットの練習をして、自信に満ちた表情でステージに立つ。
今回わたしは中日以降しか観劇できなかったのだけれど、でも、大昇くんは全く演技に隙がなく、集中力が途切れることなく、最後まで丁寧にそこに生きていてくれて、改めて心底大昇くんってすごいアイドルなんだっておもった。
いま振り返ってみるとこの舞台は、"アイドル 岩﨑大昇"がトップスターへの夢を叶えるための生き様そのものだったような気がしています。
ダンスのスキルが、役に合わせて少しけだるげに、でも力強くキレが増していて、またぐっと上がったね。緩急。指先の表現が上手になった。踊っている時、歌っている時の表情はもうなんて言ったらいいのか言葉が見つからないほど。役に入り込んでいた、というよりは、やはり、タイショウが生きていたという感覚。
そしてDREAMERの登場で突然披露したバク転。全くバク転を練習してるっていうことを匂わせずにいきなり舞台でやっちゃうところが大昇くんらしいなあ。いつかの雑誌で"努力しているところは見せずにファンの人には完成形だけを見せたい"と話していて、そういう健気で努力家な意識が本当に大好きで、応援し始めてからいままで見てきた大昇くんはずっと有言実行/不言実行の男の子だったので、その芯のブレなさにまた何度でも惹かれてしまう。
そこに居てくれるだけでいいって思うけれどそれ以上のものを届けてくれる大昇くん。アイドルを応援しているつもりで支えたいと思って会場に足を運ぶけれど、いつも支えてもらっているのはわたしの方だったな。
大昇くんの感性を心底愛しているし、仕事に対する姿勢を信頼しているから例えば多くの人が失望するようなことがあったとして、わたしはこの心の中に蓄積された宝物がある限りきみに失望することはないとおもう。わたしが観てきたものは、感じてきたものは絶対間違いじゃないって確信している。嘘なんかじゃない、まぎれもない真実だった、そんな気持ちをより一層強くした1ヶ月だったよ。
大昇くんの素敵な魅力がどんどん色んな人に伝わっていくのが実感としてわかったし、それは全部全部きみが積み上げてきた努力の結果だと思うし、そんな大昇くんを応援できていること、歴史的な瞬間に立ち会えていることが本当に幸せだと思う。こんな素敵なカンパニーでWゆうたの精悍な背中を見ながら、光一くんに演技指導してもらって、って環境にもとても恵まれたよね。
大昇くんはわたしの心配や期待やたのしみを軽々と飛び越えてすごく高いところで笑っている男の子だから、ケガしないかなとか無理してないかなとか勝手に心配してしまうのは許してほしいけれど、あ〜〜やっぱりすきだな、強い芯のある大昇くんが。
いつかチャンプ役の大昇くんも見たい。帝劇の0番で一際豪華な衣装を着て堂々と立つ姿も見たい。Shockも出演できたらいいな、というかできるよ、大昇くんの描いた夢は、絶対絶対叶う。行きたいところに行けるよ。なりたい人になれる。だって何事にも真剣にひたむきにまっすぐに取り組む大昇くんだもん。いつでも自分の夢をわたしたちに教えてくれる大昇くんだもん。
着いて行くだけで精一杯だったこの夏〜秋の大昇くんの凄まじい成長は、もちろん大昇くん自身の夢のためであって、全速力で駆け抜けたその日々と気概を本当に心から尊敬しているのだけれど、実はそれは美少年のメンバーのためでもあったことを知って、あ〜〜もう敵わないっておもった。この男の子にわたし一生敵わない。だからそんな歌がうたえるのね、だから、そんな風に走っていけるのね。
出会えてうれしい、それに尽きる。怖いくらいにそう思う。わたし大昇くんが居なかったら今頃何に感動して涙を流していたのだろう。何に怒って何に笑っていたのだろう。想像するだけで、ちょっぴりこわいね。
ずっとずっときみがすきな場所に居られたらいいなと思うし、それがステージの上であったらわたしはとてもうれしい。でも、いつか、そうじゃなくなった日が来ても、きみの幸せを祈っている。そんな自分でありたい。
ショータイム最後の晴れやかな満面の笑顔が、心からの岩﨑大昇くんの笑顔だったらいいな。そしてこれからもずっとずっと、ステージに咲くその笑顔を見に行けたらいいな。
ステキな秋をありがとう。本当にお疲れ様でした!
たまにはなすたいについて語りたい
入院しました。
8月24日、17歳と1日の大昇くんを無事この目で捉えこの夏のすべてを終わらせたと思っていました。あとは来たるべき9月3日、DREAM BOYSの初日に向けて波風立てずに生きるだけだと思っていました。現場のない夏とも秋ともつかない宙ぶらりんな数日を何の刺激もなく淡々と過ごし、ただひたすらわたしめがけてぶっ飛んでくるあれこれを交わし、もうすぐで秋の大昇くん会えるはずでした。が。
心と体の疲弊に気づかなかったわたしは人生初の緊急搬送をされ入院を言い渡される羽目になったのです。
家に残してきたドリボのチケットを思い涙を流し(空席作ってほんとうにごめんなさい)、思い通りにならない身体でベッドに横たわりただただ思考の海に自らを沈めるのみでした。
やっぱり、そんなときでも救いというのは大昇くんで。こんなに時間があることってこれからの人生の中でも早々ないだろうし普段は考えないような視点から色々考えてみようかな〜〜と思いついたのがタイトルです。
そうだ、なすたいの話しよう。
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突然ですが美少年の中の推しシンメ・コンビは?と聞かれるとわたしはうきたいを挙げます。本心は6人みーんなまるっと愛しくてなすりゅもうきなすもふじかなも全部すき。すき。
うきたいって2人ともグループを照らす太陽みたいな存在でメンカラがオレンジと黄色のビタミンカラーなところもあ〜〜いいなって思うし、大昇くんの黄色に赤を加えると浮所くんのオレンジになるところもあ〜〜わかる!エモい!ってなるし、シンメで並んだ時のバディ感がとっても強い。僕ミスだいすき。
気配切りの決勝戦に残ったのもはちゃめちゃうきたいだな〜と思う案件でふたりとも頭の回転と勘がよくてThe仕事のできるおとこ!!って感じが良い。
じゃあなんで今回はなすたいなの〜〜?(ここでようやく本編)
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「ふつうの友だちの感じでいられるところ。あんまり気を遣わなくていいし・・・」
この大昇くんの回答をみたときに頭を強く殴られたようなきもちになりました。"ふつうの友だち"があるってことは"ふつうの友だちじゃない"もあるってことだ。自分の16歳の頃を思い出してみれば部活なりバイトなりで純粋な友だちと言い切るには違うのかな…?みたいな関係の子もいたような気はするけど大昇くんのこれとはたぶんちょっと違う。だって大昇くんはもう社会に出て働いていて、大昇くんのしていることは客を相手にした商売なのだ。
そばにいる同年代の男の子たちは、仕事仲間であり同じ方向を見ていても実はライバルであり、四方八方からのいろんな渦に、波に飲まれぬよう自らを磨きステージに立つ日々。
今まであまり考えたことはなかったけれど華やかさと輝きの裏でもしかするとアイドルとは、ジャニーズJr.とは孤独な一面も持ち合わせているのだろうか、と思いを馳せてしまう。
そんな中大昇くんがなすくんのことを"ふつうの友だちの感じ"と思えている、美少年6人でいるときに"なんかいいな"って思えている、それってものすごく奇跡で、神様が大昇くんに掛けてくれた柔らかい毛布で、いつ風に飛ばされてしまうかわからないけど、でも17歳になりたての大昇くんの安寧を守ってくれるステキなプレゼントだったんじゃないかなって思っている。
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"普段は甘えられたいけど、実際は甘えん坊だからな。疲れてるとダル絡みしちゃうかも。"
美少年の中で一番先輩の大昇くん。年上の後輩が3人、同い年・年下の後輩がふたり。きみの肩にかかる重責はいかほどだったろうと、勝手に、想像する。特に苦労や努力は語らず、ステージに立つ姿で、その背中で全てを魅せてくれる大昇くんが好きで堪らなく、そこが信用できるところなのだけどやっぱり心配に思ってしまう部分も少なからずある。
きみにかかるプレッシャーは大きすぎないだろうか、適切に乗り越えられる障壁だろうか、ちゃんと眠れているだろうか、食べれているだろうか
心が砕けてしまわないだろうか
表舞台で忙しいということは、裏ではもっともっと忙しいということ。いつかアイドルの先輩がそう言いました。目まぐるしい毎日に17歳の心は忙殺されてしまわないだろうか。
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そんな勝手なおたくの心配の中で、時に心をほぐしてくれるのが那須くんとはよくご飯に行っている、よく仕事の話をする、好きな音楽の話をするというエピソードの数々や
"大昇はいつも誰かしらにちょっかいをかけている。寂しがりやなんだよな。そんなところがかわいい。"と大昇くんを見てくれている那須くんがいることだった。
他担から見た那須くんって高校生にして物事を俯瞰的にフラットに見る力があって、自分を律することができて、ひたむきに努力を重ねる人で、とてもおおらかな人という印象だ。
大昇くんもそれはそれはおおらかだけど、それとはまた少し違ったお兄ちゃんとしてのおおらかさ。
そんな那須くんの"お兄ちゃん"的な部分にどこか頼って、ちょっぴり甘えて、でもきちんと支え合い仕事の上ではお互いの力を認め合っている、あ〜〜大昇くんが那須くんに出会えてよかった、ふたりがふたりでいてくれてよかった〜〜の気持ちが溢れます。
メンバーを家族に例えると、那須くんが金指くんを弟にしたいっていうのは周知の事実だったけど、その間に大昇くんが挟まれているのも嬉しかった(大昇くんは那須くんのこと近所のおじさんって言ってたけど!)。あ〜〜那須くん大昇くんのこと弟としてみてくれてるんだぁ、那須くんがいるから大昇くんはのびのびやれるんだなあ(と勝手に思っている)
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ジャビゴンの名前決めのときみたいなノリのふたりがすきだし(本当に頭の回転速くてびっくりする)、ハワイに行った時黄昏ながらホテルのベランダで那須くんに電話した大昇くんとかめちゃめちゃすきだ。
お互いがお互いを相談に乗ってくれる人って相関図にあげてるのも胸にくるものがあるし、そうかと思えばコンサート中那須くんにわちゃわちゃ絡みに行ったりアイランドTVで肩ゆっさゆっさしたりあぁもう那須くんのこと大好きなんだな〜って頬が緩んでしまう。
大昇くんが話しやすいメンバーは?の質問でメンバー全員"那須雄登"の回答で周りにバレバレなのも面白いし、那須くんが大昇くんのことご飯に誘った時まず"イヤ!!!"って断るのも最高級にかわいい。(めちゃめちゃ甘えてる〜〜)
大昇くんが那須くんのことを見つめるあのとろんとした子犬みたいな目がわたしはすきなのだ。ちょっぴり気の抜けた、等身大の、いたずらっこの目。アイドル岩﨑大昇くんの少しだけ素の部分に触れたような気にならせてくれる、あの目がすきなのだ。
でもやっぱり、大昇くんがグループのこと考えて周りのこと見て行動してるっていうのを、那須くんが全部見ててくれるのが本当にわたしは嬉しくて
一世ちゃんが加入したてのときに声かけてたのとか、人の立ち位置や振り間違いにちゃんと気付いて修正してるのとか、実は裏で悩んでるのとか、全部全部那須くんが見ててくれてるんだな〜〜と思うとわたしはすごくすごく安心した気持ちになって、何度も言うけど同じグループに那須くんがいてくれてよかったって心からホッとしてしまう。
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今、表立って美少年を引っ張っているのが大昇くんの役割になったけれど、
大昇くんがきっとあんな風に前に立てるのは、あの緊張しいで怖がりで甘えん坊な大昇くんが、堂々と前に立てるのは、那須くんっていう存在がとても大きいんじゃないかなあなんて思っている。
本当の友達みたいに気を遣わずなんでも言い合えて、気兼ねなくご飯やカラオケに行って、でもただ楽しいとかふざけるだけじゃなくて真剣に仕事の話もできて、共感しあいながらもこれからの美少年について語り合える、そんな那須くんがいてくれて、よかった。
ずっとずっとこのままで、なんてただのおたくの押し付けでしかなくて、人と人の関係は心の成長とともに日々移ろいゆくものだしそれが成長なのだと思うけれど、この多感な時期の大昇くんに那須くんがいてくれたという奇跡を忘れたくない、忘れたくないなあ。
(今回は特別那須くんの話をしたけれど、もちろんグループだからなぁくんも浮所くんも龍我ちゃんも一世ちゃんもみんなみんな大切。みんなが居てくれたから、この6人だったから、という思いは常にあります。全員分はてぶ書きたいくらいだよー。)