それは祈りのような

すきなこのことをすきかってに

お誕生日おめでとうぶろぐ


「よく秋は別れの季節って言うからね」


真っ白な肌をしたアンニュイな雰囲気のおとこのこ。大人びた面持ちでコーヒーをおいしいと言う、16歳の大昇くんに恋をした。第一印象は儚くて可憐なおとこのこ、だった。"いつから好きなの?"と聞かれれば迷わずこの瞬間だと答える、恋に落ちた瞬間の大昇くんをなんどもなんども頭の中で反芻する。

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16歳、どんな1年だったかな?

はじめてのことがたくさんたくさんあって、どんどん前に出る機会が増えて、大勢の前で自分の気持ちを話すことが増えて、ポスターに大きく載るようになって、カメラに抜かれる回数も増えて、わたしはその度にうれしくてうれしくてちょっぴり心配しながら、大丈夫かな、って思いながら応援していた。

衣装の裾をぎゅうっと掴む指やそわそわと所在無く動く左手を見るといつもわたしも手に汗握っていたし、16歳の大昇くんには荷が重いんじゃないかなって思ったこともたくさんあった。


でも大昇くんは本当につよい子で、(つよいっていうのは力のことじゃなくて思考のしなやかさとか、吸収力とか、現状をまっすぐ受け止めることとか、そういうの)わたしの心配をよそに、着実に、びっくりするくらいのスピードで堂々としたアイドルになっていった。カメラに向ける視線がある瞬間からガラッと変わったのを、大昇くん自身は気付いてるかな。そしてカメラに向ける笑顔がとびきり柔らかく自然に可愛らしくなったことも、気付いているのかなあ。(元々好きになった時点でウルトラスペシャル可愛くてこんなわたしの理想を超える理想の子っていない!って確信してたんだけど大昇くんは毎日それを超えてくる天才なので)

この1年間客席の隅っこやテレビの前から大昇くんの姿を見てきて、とても勝手にだけど、きっとアイドルとしてのアイデンティティを確立できた1年だったんじゃないかなっておもっている。大昇くん個人としても、美 少年としても。そしてわたしはそんな1年を見届けることができて、まっすぐ捉えることができて、素直に成長を喜び慈しむことができてこんなしあわせなことってないとおもっている。

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いつもたのしそうにステージに居てくれるところがすきだ。わたしが大昇くんに会いに現場に足を運ぶ理由ってこれに尽きるって最近は思う。すきなところ、数えきれないくらいあるしむしろすきなところしかないんだけど、こういうプロ意識の高さやムラのなさ、安定感みたいなものを感じるたびに大昇くんの情緒の成熟にびっくりしてしまう。むしろ16歳なんだからもっとむすっとして上手に笑えない日があったって、適当に仕事をしたい日があったって、特に理由もないのに休みたい日があったって、それも成長の過程で愛おしく思える日がくるはずなのに、大昇くんはファンを裏切らない、少なくともわたしは裏切られたことがない。(裏切る/裏切らないって大層な言葉だしめちゃめちゃ主観なので人それぞれボーダーが違って曖昧でちょっと語弊がうまれるかもしれないけれど)。大昇くんに会いに行くたびに心の底から来てよかったと思えるし、大げさでなく生きててよかったと思う。この世は生きるに値すると気付かせてくれる、かけがえのない存在。

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大昇くんの声がすきだ。大昇くんの声って、空気の割合が多くて、大きな声を出しても角がなくて、それでいて篭らず主張もある。はっきりめに話しているときは甘いクリームみたいな感じで可愛らしく、小さめで話しているときは低くやや引っかかる感じもあって、男の子を感じる。言葉は言葉としてはっきりと聞こえるから滑舌が悪いわけではないのに、輪郭は柔らかく溶けていて、優しく届く。本当に不思議な魅力のある声だと思う。あとこれははちゃめちゃに個人的な感覚で伝わらないと思うんだけど、声の響くたかさがわたしの心臓のあたりでとても心地が良い。わたしはわりと社会人としては致命的なくらい敏感な方で、元々ない自己肯定感がさらに萎んで霞んで、すぐに食べれなくなったり眠れなくなったりする。大昇くんを初めて認識した時に"癒しだ"と感じたのはそんな彼の持ち合わせた声の感触だったのかな、と今更ながら腑に落ちる。真綿みたいに柔らかく、春風みたいに明るく心地よく、朗らかに仲間たちと喋って笑っている大昇くんの声に今日も恋をしている。

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そして大昇くんの思いが、届けてくれる声がいつも上を向いているのもすきだ。いつもいつも"僕についてきてください"って言ってくれるその覚悟と広く頼もしい背中がすきだ。

大昇くんは全然努力や苦労を見せないしそんなものまるで存在しないかのように、晴れの日に干したお布団みたいにあっけらかんと笑ってそこに居てくれる。そんな大昇くんの姿に何度救われたことだろう。

"僕はこの前までただの学生だったのに、今は「元気をもらってます」と言われる立場に。自分でも不思議ですが、そういう声にちゃんと応えられるのがアイドルなのかなと思います。"

5千円貰ってしぶしぶオーディションに行ったおとこのこが、特技披露もせずにずっとハンバーガーを食べてたおとこのこが、今やJr.のトップに昇り詰めようとしている。雨の日も風の日も、体調の悪い日も、気分の乗らない日も笑顔でステージにいてくれる大昇くん。子犬の成長みたいなスピードで色んなことができるようになる大昇くん。アイドルという道を選んでくれて、そしてここまで力強く歩んでくれてありがとう。今まで数え切れないほど他の選択肢はあったはずなのに、アイドルでいてくれてありがとう。愛おしくて、だいすきで、泣きたくなるくらい大切だ。


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もっと早く出会いたかった、と折に触れて思ってしまう。Jr.担の、いや、何かしらのおたくをしているうえで切っても切り離せない感情だ。でも、例えばあの日より早く出会っていたとして、わたしは大昇くんに恋をしただろうか。たくさんの星の中から大昇くんを見つけられただろうか。

自信を持って見つけられたとは言えないのが事実だ。昔のわたしは何かしらにつけて偏屈で、例えば推されのJr.はお気に入りだからそこにいるんだろうとか、ファンが増えると遣る瀬無くなる気持ちとか、自分だけのあなたでいてほしい、とか。とか。なんやかんやと色々経験してぐちゃぐちゃになったり絶望したり、でも、それでも前を向けたらと、すきなひとをまっすぐ応援したいと思ったあの時のわたしだったから、あの瞬間の大昇くんだったから。

見つける機会はそれまで何度かあったのだと思うけれど、きっとあの瞬間しかなかったのだと確信めくものがある。合理化だとしてもいい。あの日見つけた光が、あの日わたしの中に生まれた感情が今日まで揺らぐことなく、ますます広がりわたしを豊かにしてくれているから、それがきっと答えだ。


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心が挫けそうになるとき、ちょっぴり頑張って人になにか言わなきゃいけないとき、うまく眠れないとき。

目を閉じて大昇くんのことを思う。それがどんなにわたしの救いになっているかなんてきみは一生知らなくていい。

ずっとずっと、眩いステージの上で、広く高い場所で、煌めく衣装を着て、頬にひだまりを乗せてふにゃりと笑っていてほしい。言葉せずとも支え合って、ときにぶつかって高め合えて、そんな仲間がそばいるといい。誰かを救う歌声を、誰かの心に寄り添うその歌声を、たくさんたくさん響かせていけるといい。そしていつかきみが夢を叶える瞬間を、一緒に過ごせるといい。



17歳、どんな年になるかな。

岩﨑大昇(17)の世界、こんなにりあ恋がち恋結婚結婚言われててまだ結婚できない年齢なの、時間軸がずれすぎててこわい。でも、たのしみね。どんな景色を見せてくれるのか、どんな未来をつくっていくのか。小さなほころびも、擦り傷さえも、アイドル岩﨑大昇として届けてくれるすべてを大事に大事に守っていきたい。



もうすぐ大昇くんが別れの季節と零した秋が来るけれど、そんな季節も乗り越えてこの先ずっと大昇くんに着いていきたい。ずっとって、わたしもわかんないけど。来年も同じ気持ちでいられたらいいな。




16歳、ありがとう。17歳、おめでとう。





2019.08.23

酸いも甘いも教えてよ

夜公演のあと、陽が落ちて薄暗くなった屋上でお友達とすこし興奮しながら語り合う、そんな瞬間がすきだった。すきなひとの夢がこの都会の空よりもっともっと高く、広いことを知ったわたしはその夢の壮大さに畏れと頼もしさを感じながら、この夏一層広くなったその背中にいつまでも着いて行きたい、と密かに願っていた。きみの成長を見届けた目まぐるしくも密度の濃いこの夏はまさしくわたしにとって2度目の青春だった。

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クリエが終わってから約2ヶ月間、こんなに「夏」に焦がれたのは記憶の限りうまれて初めてだったと思う。今まではすきじゃなかったうだるような暑さも、太陽の日差しも、汗も、なにもかもが恋しくて気持ちを逸らせていた。夏に向けてさらに白く透けて発光する大昇くん、「大昇の透明感がやばい」の文字を色んなところで見聞きして、くすぐったいような、誇らしいような気持ちで毎日を過ごしていた。"心機一転、令和らしい?夏にしよう!!" 東京に来て初めての夏、大昇くんと過ごす初めての夏、期待だらけで弾けてしまいそうだった。

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待ちに待ちに待った大昇くんは、やっぱり世界で一番かっこよくって、かわいくって、何より自信で満ち溢れているようでその纏ったオーラの力強さに圧倒されるしかなかった。いつでも最高を更新してくる男、大昇くんに毎日初恋をしているんだけど今回も例外ではなく、目の前で歌い踊る大昇くんにあっという間に心を掻っ攫われる。

最初から最後までたくさんたくさん声を出して、ステージを盛り上げて引っ張って、まとめて整えて、時にはトリックスターになって、そんな大昇くんの役割の大きさにも驚いたし、広くなったキャパシティーにすごい、すごいなあって何回も思っていた。

We are 美少年!!!と大昇くんが叫ぶその瞬間、毎公演新鮮に心臓がぞわりと波打ち、そのつよさに泣きたくなってしまう。コズメロ間奏のC&R、初日は尺が足りなくて早口になっちゃってたけど、やっぱり大昇くんはぐんぐんと成長する人で、何をすればうまくいくのか考えられる人で、みるみるうちに余裕が出てきたね。激しく踊って歌ったあとの進行は息が切れててもやさしく、それでいて明朗に語りかけてくれる姿が印象的だった。


この男の子をこんなにも輝かせているものはきっと、自信だ。できる、できるを繰り返して、自分の力で積み上げてきた自信なのだ。ぎこちない笑顔で、左手を置き所なく動かし、衣装の裾をぎゅうっと握っていたあのときの大昇くんとは本当に別人みたい。アイドルとしての芯、自分のスタイルをたくさんのチャンスの中から見つけて磨き上げた日々だったんだね。

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大昇くんは予想をはるかに超えてくる天才なんだけど今回の選曲もそうくる!?の嵐で初日は記憶がぶっ飛んでしまった。1回見ただけでは咀嚼しきれなくて悶々としていて、何度か逢瀬を重ねるうちにやっと大昇くんのところにたどり着いた気がして今回もめちゃめちゃに楽しませてもらった。やっぱり大昇くんって最高のエンターテイナー!


"好きなんだよ、マジで!のセリフ、俺っぽくないよね"と言って笑ってた大昇くん、周りに大昇っぽいよ〜って言われて本気で照れてた大昇くん、グループでの役割は?と聞かれて"お笑い担当"と答えていた大昇くん。

敢えての"俺っぽくない"に挑戦した夏だったのかな。

実のところ大昇くんのナルシストエピも大好物で本心がどうであるというところには全く興味がないのだけど、ファンに抱かれているであろう、今まで築いてきたであろうイメージを良い意味で裏切る挑戦的なソロだったのかなと思っている。

無機質で機械的な表情やエフェクターのかかった歌声が、前半の愛燦燦とのギャップでとても映えていたし、忍者の子たちを巻き込んで軍隊のように操り、統括する姿はこの夏の大昇くんを暗に示しているようで。

めきめきと上達するダンスが今回もまたレベルアップしていて、より細かく柔らかく筋肉を使えるようになったなぁとしなやかさにほれぼれして。

やっぱり大昇くんの目がすきだ。静かに燃える揺らぎない目。歌詞も大人っぽくて新鮮だったし、これは2番の歌詞なんだけどとても大昇くんっぽいなと思った一節。

"無理だと 言われると やりたくなる my baby,alright?"

あ〜大昇くんってこういう男の子だよなぁ、なんて妙にしっくりきて。何度も見るうちにこちらが大昇くんのこと、"知りたいよ deep inside"になってたので大昇くんっていい意味でこわいですよね……

あとこれは余談でかなりマニアックなんですが、"凶器は美しき"って歌詞がすごくぞくっとするほどすきで、そこの歌詞のリズムの取り方が癖になる感じですきだったんですよね〜!CANDYの"らぶ!ひだかー!"のカウントの取り方と似てて、2.4個目の音にアクセントが来る感じ!説明難しいね…



このブログを書いていたあとに、大昇くんが"堂々とするっていうのをテーマにやってます。かっこよく、堂々と、潔く。" と話してくれたレポが目に入った。

この言葉を聞きたくて、ずっと待ってたなぁって、そう、そうだよね、この夏の大昇くん本当に堂々としててかっこよくて百獣の王みたいだったんだよ、ほんとうに。自信を漲らせて輝く男の子ってこんなにかっこいいんだって初めて知った夏だったんだよ。

堂々と、ってなんていいテーマだったんだろう。何度も何度も心の中で繰り返す。そしてそんなテーマを掲げて、不言実行した大昇くんを思い出しては何度も涙ぐんでしまう。


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今回ソロとして披露された"愛燦燦" 。

初日、大昇くんの愛燦燦を聞いてもう、どうしようもない気持ちになってしまって、このときの感情は今でもうまく言葉にすることはできない。

いままでの人生の中での忘れてしまいたいようなこととか、誰にも話してないこととか、思い出すたびに心が抉られるようなこととか、まだまだ燻ってることとか、許しているようで許していないこととか、

そんなのが自分の中にいっぱい、いっぱいあって、

昔だけじゃなくて昨日とか一昨日とかそんな身近でもあ〜〜〜〜ってなることがたくさんあって積み重なっていて
正直人に話すのも得意じゃないからなかったことにして蓋をして抑え込んで見ないようにするしかできないことがまあ多くて、それでもふとした拍子に溜め込んだあれこれが溢れて堰きとめられなくなるときもあって

"まあいいや"の魔法が効かないタイプの生きるのが下手ままおとなになってしまった感があって


でも大昇くんに出会って、16歳の大昇くんに"人生って うれしいものですね"ってあんな柔らかい表情で、あんな優しい声で諭すように歌われてしまったら、すこしだけ赦してもいいかな、と思えて、固くなってしまった結び目がほどけるようで、心ごと包まれるようで、また心底救われてしまった。あぁ、そっか、こうやって会いにくればだいすきな人がだいすきな姿でそこに"居て"くれるのだと、ふわりと微笑んだ大昇くんに救われながら生きていくのだと納得した。

どうしてあんな慈愛に満ちた"うれしい"が歌えるんだろう。幸せの面だけではなくて、その影にあるものまでも包み込んでくれるようなうれしいをどうして知っているのだろう。まるでありのままを認めてくれるような、母性のような"うれしい"。

燦々と降り注いでくれた愛、はわたしにとっては大昇くんで、大昇くんのおかげで色んな過去達は睫毛に憩いてくれるようになったし、未来は少しだけやさしく見えるようになった。


この曲は技術的にも表現的にもすごくむずかしい、ただ歌うだけでは歌になってくれないような不思議な力が宿っている曲だと思っていて。川の流れのようにのときも思っていたけど16歳の子に人生を歌わせるのってどうなのかなと余計な心配をしていたときもあったのだけど、やっぱり大昇くんは"やり遂げる人"で、いっぱい考えて彼なりの解釈を加えて、かつ人の色に染まらず、自分の歌で勝負できていたのが本当に格好良く、誇りだった。

公演を重ねるごとに変わっていく表現がまた毎回新鮮に見え、その底なしの可能性にまた心が期待で震えた。

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大昇くんのこと応援してて辛いとか苦しいとかそういう感情になったことが一切なくて、義務で公演に入ったこともないし、公演に入って後悔したこともないの、わたしのおたくのスタンスもあるのだろうけど、それでもこれって奇跡みたいに凄いことだ。

それはやっぱり大昇くんが、裏で何があろうとも体調がどうであろうともパフォーマンスにムラがなく、一貫したスタンスでそこに居てくれるからなのだと思う。

最初に大昇くんを見つけたときに、なんとなく安心するアイドルだなぁと感じたその印象はいまでも全く変わらない。

悠々と袖にはけていくあの後ろ姿がすきだ。タップに履き替えるときトントンとつまさきを鳴らすところ、ちょっかいをかけるときのいたずらっこな顔、小さい子を見つめる優しい目、溶けるような語尾。

脚を大きく開いて立つところ、切ない曲の儚い指先、目線のひとつひとつ。出会った時から変わらない歌声。もちろんレベルアップしてるけれど、根底は変わらない。だいすきなだいすきな歌声。

ハードな技のときに尖る口、だいすきなロックで100%かっこつけた顔、本気で笑顔になったときに窪む目尻。

まるで触れたら壊れてしまいそうなおとこのこだった新曲の大昇くん。切ない表情も妖艶な手つきも曲の世界観に合っていて素敵だった。「何か」を本当はわかっていて、でも知らないふりして無理やり笑う大昇くんを想像して胸が締め付けられる。"もう一度 生まれ変わっても君と"の大昇くんがすこぶるすきなんだけど、最初は悲哀で歪んだような表情をしていたのが、中盤くらいから天に腕を伸ばして空を見つめてそこから目線を落としていく仕草に変わっていてどっちも尊くて大切だと思ったし、こういう変化を見守れる夏でよかったなと思った。


きっと、もともと信念を、自分の中に一本芯を持った男の子ってことは感じてたし、ぐっとその芯の強さが増した夏だったな、というのは何度も言っているけれど、カメラの前でこんなに柔らかく笑えるようになったのも物凄い成長だと思っている。

ガチガチに緊張していた1年ちょっと前のMステ。こんなに自然に、自分の良さをテレビで出せるようになったんだね。可愛い笑顔も、伸びやかな歌声も、たのしそうに踊るとこも。まだまだ大昇くんがテレビに出るときは緊張するけど、でもこの子なら絶対大丈夫だって思えるようになった。

変わらないだいすきや、新しいだいすき。大事にアルバムに綴るように、いつでも思い出せるように。

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この夏、大昇くんは本当に色々なことを任されるようになって、色々なことができるようになって、16歳の快進撃は止まるところを知らない。でも大昇くんの夢はこんなものではない。大昇くんの夢は令和のスターになることで、国民的なアイドルになることで、自分で作った曲が日本のヒット曲になることだ。何ができるかはわからないし、何ができるということもないのだろう、ただただ祈り励ますだけなのである。

そしてなにより大昇くんの側には、懐が深く見守る強さのあるなぁくんがいて、まじめにアイドルの仕事について語り合えるなすくんがいて、底抜けに明るくアイディアと才能に溢れた浮所くんがいて、素直で朗らかでとびきり目に星を宿した龍我ちゃんがいて、コツコツとめざましく成長を見せる一世ちゃんがいるのだ。この公演中、心の空を聴きながら何度目の前がぼやけたことだろう。6人が6人でいてくれて、うれしい。


終盤に入った公演で、黄色のペンライトがたくさん輝いていてすごく嬉しかったし、もっともっときみの魅力に気付いてくれる人が増えるといいなと思っていた。買いかぶりすぎだなんて少しも思わない、本当に心から自慢で誇りの担当。顔だけでも、お気に入りだから、でもない、彼のアイドルという仕事に対する姿勢がここまで彼を昇りつめさせたと思っている。眩しくて愛しくて、でもまだまだ未完成で目を離すことのできないわたしの光。どうかいつまでも大昇くんらしく輝いて、大昇くんが思う方へ向かえますように。この夏の経験がすべてこれからの大昇くんの糧になりますように。一度しかない16歳の夏をアイドルに捧げてくれてありがとう。




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きっとこの先、何年経っても"たたんたたんたんび〜しょうねん!"を彼らに届けるたびに、この令和最初の夏を思い出すのだろう。ばばんばばんばんばんっ♩ってふざけて笑った、16歳の夏のことを。

きいろい光を灯した、宝石みたいな日々

 

すきな人にあった帰り道は気怠い幸せに包まれて一人で立っていることも難しく、ポールに身を預けてひたすらすきな人のことを考えていた。このまま目を閉じて知らないところまで行ってしまいたいという気持ちと、日常に戻らなくちゃ、がぐちゃぐちゃに混ざり合ってひとりで涙を堪えながら否応無くわたしを現実へと引き戻す電車に揺られていた。

 

2019年4月28日。世間は平成の終わりと令和の始まりに向けてふわふわと浮き足立ち、さらにはGW10連休も重なりそわそわとした熱気がどこにいても漂っていた。もうすぐ5月というのになんだか肌寒くお気に入りの半袖のワンピースは陽の目を見なかったが、それでも髪を整えいつもより念入りにお化粧をして、下ろしたての靴を履いて、精一杯キラキラを乗せて強くてかわいいきもちでだいすきな人のいる日比谷へ通った。

 

だいすきな人は長かった前髪をぱつんとまゆの下あたりで揃えていて、すこし幼く甘い印象になっていた。幕が開いてだいすきな笑顔でステージにいてくれた、もう、そこにいてくれたという事実だけで胸がいっぱいでたまらなかった。晴れやかで自然な笑顔がスポットライトに負けないほど輝いていて、さらにはダンスが格段に上手になっていて、心底驚く。身長がどんどん伸びていく中、長い手足をどう取り扱ったらいいのかわからないような日もあったと思うけれど、そんなとまどいは一切見られなくて嬉しかった。気持ちと身体がしっくりときている感じで、とてもしなやかに伸びやかに踊っているようで嬉しかった。

 

新調されたセリフメドレー、任されたセリフが俺っぽくないと言って笑っていたけどわたしはぴったりだと思った。MCで褒められてガチ照れしてる大昇くんが可愛すぎて溶けた。そういう等身大の男の子な部分を垣間見ると、そのギャップにいつもやられてしまう。だって踊っているときはもう幼さだとかあどけなさだとか、そんなのはとうに薄れてしまって今では16歳とは思えない大人びた表情で会場を沸かせているのに、、自覚ないの?と心配にさえなる。(大昇くんってわたしの世界でいちばんかっこいい人なんだよ!)

 

大昇くんの陶器のような白い肌が舞台に映えていて、大昇くんはステージに立つために生まれてきた子なんだ、とぼんやりと思う。挑発的な目をしたかと思えば艶っぽく見下ろしてみたり、ダンスもバキバキで色っぽくてもうどーーーーーしようかと。ほんと、正気ではいられないし、あ、もう現実で好きな人できないなと諦めの境地に達した。"乾くココロ 震わすBPM"のあと意地悪な笑みを浮かべて上手へ移動するえっちな大昇くんをいくらでも出すから映像化してほしい。これがわたしのすきな人なんですって見せびらかしたい、と思う気持ちと独り占めしてわたしだけの大切な宝物にしちゃいたい気持ちでバチバチしてしまう。いつでも記憶を取り出して再生できる世界になればいいのに。忘れたくないことほどどんどん零れてしまってるし。小道具を使ったハードな振りもなんなくやりきる大昇くん、初日は少しお口が開いていた演目も日が経つにつれてきゅっと口をつぐんでさらっとこなす姿に痺れた。こんな数日でも絶え間なく成長するなんて、なんて素晴らしいアイドルなんだろうなあ、ほんと、すごいなあ。


今回はよく会場を煽るような目線を振りまいていて、これもうわたしずっとずっと言い続けると思うんですけど大昇くんの目って魔法だと思っていて。急にふっと目の光が消えて感情のない乾いた視線になることがあって、その瞬間に大昇くんの将来性を感じていつもぞくぞくしてしまう。でも曲が変わればまたふにゅんと溶けた目尻で柔らかい笑みを浮かべてそこにいてくれて、雪が溶けて春が訪れるような魔法だと思う。演技のお仕事、来るって信じてるよ。絶対絶対来るよ。

 

 

川の流れのようにはもう、歌が別物になっていた。初めて少クラで聞いた時、ジャニアイで聞いた時、もっともっと色が付いていなくて清廉な歌声で、もちろんそんな表現が大好きだった。最後に聞いた時から3ヶ月経って、その変化に驚いた。大昇くんの心の成長がそのまま歌に現れているようで、歌声はぐっと深みと力強さを増し、その説得力で鼓膜と心が震えた。

 

大昇くんはソロをもらう機会がありがたいことに多いけど、でもやっぱり今回のソロは特別だった。自分は何がやりたいのか、何を求められているのか、構成は、演出は、きっといろいろ試行錯誤した答えがあのステージだったんだなと思って愛おしさで胸がつまる。16歳の大昇くんは周りに流されない信念がきっとあって、すきなものをすきと言える強さがあって、そんな大昇くんのこだわりが詰まったステージだった。

少クラや舞台では思う存分に美声を響かせる曲が選ばれることが多くて、川の流れもそうだし、雪白の月、きみにこの歌を、タイタニックとかもそう。与えられたハードルを影の努力でひとつひとつ乗り越えて、歌という武器でたくさんの人の心を掴んできた。でも大昇くん自身が選んだのはそういうのじゃなくて。うんとうんと素朴でシンプルで、飾り気のない曲だった。一見すると少し無骨でぶっきらぼうだけど、よくよく中を覗くと温かくてやさしくて愛に溢れた歌だった。

そんな歌をギターとカホンと1本のマイクで歌い上げる姿が本当に眩しくて、きみに出会えてよかった、きみをすきになってよかったと何度も何度も思う。歌い上げるというよりも、お話ししてくれてる感じで少し恥ずかしくてくすぐったくて、でもわたしも真っ直ぐに向き合った。

周りの評価とか求められてるものとか大昇くんはきっとそういう次元にいるんじゃなくて、自分のやりたいこと、すきなことを突き詰めていきたいんだなって、それは絶対に間違ってないし大昇くんの感性を信じてこのまま進んでほしいなってそう思った。よくも知らずに吐かれる心無い言葉に惑わされずに、引っ張られずに行きたいところへ行ってほしい。ここにいるよ、大昇くんのしあわせ願ってる人。頼りないけど、いつでも願ってるよ。

 

 

ボケまくる大昇くんはサイコーだしモノマネして滑っちゃってもかわいいしなんなら家族みたいなものだって言ってくれて愛おしいの塊でしかないし。数打ちゃあたるの精神は嫌いじゃないしというかもう大昇くんの声が聞けるだけで嬉しいし。時々口悪くなっちゃうのもなんかいいなって思ったり、結構博識なところがあって尊敬したり。なんだかんだメンバーと笑い合ってる大昇くんが大好きだ。ずっとずっとこの6人で、なんて儚い願いを持ってしまう。これからの長い人生において岐路になるこの時期を、こんなに全力に、まじめに、いろんなものを犠牲にして駆け抜けた彼らが足元を掬われませんように。どうかそんなむごいことをする大人がいませんように。いろんなものを見てきてネガティブになってしまったおとなは、キラキラ輝く6人を見れば見るほどに愛とか幸せとかの裏にそんな燻った気持ちを隠しきれなくなるときがある。

 

今回のセットリスト、ファンに向けて、のメッセージももちろん含んでいるだろうけど、実は自分たち自身を鼓舞していたのではないだろうかと思う。去年のクリエで挫折を感じた若い若い6人が、言いたいことも言えなかった6人が、話し合いときにぶつかり試行錯誤しながら過ごしてきたこの1年。きっと自分たちのカラーを見つけたいと模索し続けた1年だったんだろうなと、勝手に、思っている。

 

残念ながらわたしはみんなが"やりたいことを詰め込みすぎてファンを置いてきぼりにしてしまった"と語るその場にはいられなかったのでその変化というのを実に体験してはいないのだけれど。それでもこの公演はきっと自分たちの変化をひしと感じながら、もっともっと上へ行きたいと、みんなが願いながら作ったステージなんだろうと感じた。きっと自分の気持ちを上手に伝えられなかったり、相手の気持ちを理解できなくてもやもやしたり苛立ったり、自分のスキルやキャラに悩んだり色々あったのだろうと、思う。

 

それでも。

"誰もがセンターになれて、それでいてソロでも取り上げられるようなグループ""王道のグループになろう"と、共有できた6人はとても強くてえらかったと心の底から思っている。やり方や考え方が少しぐらい違っても目指す方が一緒ならはぐれることはないと思うから。

 

6人が満面の笑みをたたえて、汗をいっぱいかいて、息を切らしてステージに立っていてくれた。姿を見せてくれた。それが全ての答えだった。それがわたしの世界の正解で、その瞬間に立ち会えたことが何よりも嬉しい。

 

本編ラストのGraduation、エモすぎる選曲だったと思う。"誰もがセンターになれて、それでいてソロでも取り上げられるようなグループになりたい"という伏線を見事に回収していたのではないだろうか。

この曲は個々のソロで展開していくけれど、誰かがソロを歌っている時他の人が何をしているかというと、コーラスやハモりに徹している。ソロよりも目立たず、でも存在感は消さずに上手にバランスを取って主役を引き立てる。そんな風に役割がくるくると変わって、ピンと張り詰めた微妙なバランスを保ちながら前に進んでいく6人は、とても崇高で荘厳で、気安く触れてはいけないような雰囲気を纏っていた。

 

あぁ、これが、だいすきな大昇くんが仲間と作り上げた世界なのだ。ガラス細工のように繊細で、瞬きが許されないほど儚くて、煌めきと可能性を無限に秘めた6人の星がステージでこれでもかと輝いていた。

 

きっと何年経ってもこの景色を忘れないだろうと思う。平成と令和の移り変わりを大昇くんをすきな気持ちで過ごせたこと、忘れたくないな。というか忘れられるはずがない。一生に一度あるかないかの経験を大昇くんとできてよかったな、ほんと、よかった。

 

 

 

せめてこれが大昇くんの明日への光になりますようにと、今日もわたしは黄色いペンライトを精一杯握りしめる。きみの幸せだけを祈りながら。届いてたかな、届いてるといいな。

 

ステキな経験と思い出をありがとう。9日間おつかれさま、ゆっくり休んでね。

あなたの夢はわたしの夢

 

すきな人のすきなものってなんかいいですよね。大昇くんはよく最近見た映画とか、好きなアーティストとか、自分の世界をよく教えてくれるのでわたしもきみの世界にちょっとだけ触れてみたい、という好奇心でまねっこすることがよくあります。育ってきた環境が違うから好き嫌いはイナメナイ(by山崎まさよし)ので、もちろん大昇くんとわたしの"すき"が合致しないこともあるし、同じ感性で作品を解釈し愛することができたときは他に代え難いほどうれしいものです。今日は前々から大昇くんが公言している"Endless SHOCKに出たい"という目標がきっかけで観劇をしてきました。観劇が終わったいま、今まで経験したことのないとてつもない感情に押しつぶされてしまいそうなくらい心が揺さぶられたので自分の感情の整理と備忘録として残します。

 

 

 

 

 

※ネタバレを含みます

 

 

 

 

今までたくさん舞台を観てきたけれど生演奏の舞台は初めてでした。開演前の音出し、チューニングの時点でときめきとワクワクが止まらなくて、そこに演奏者がいることで"舞台は生き物"というこの舞台の輪郭がさらにくっきりとしたように思いました。弦楽器は優しくさらさらと天使のように聞こえるときもあれば、悲鳴や泣き声に聞こえるときもありほんとうにふしぎで魅力的な楽器です。冒頭の弦楽器の演奏から"これは絶対に良い舞台だ"という予感がしていて、もしかするととんでもないところに来てしまった、とまだだれもステージに出てきていないのに涙が溢れそうになっていました。

 

 

幕が開くとそこには、"ジャニーズのアイドル"ではなく、"オフブロードウェイのカンパニーの人たち"がいました。一瞬でそこは帝国劇場からブロードウェイになりました。千秋楽が終わった舞台裏、色んな人がそれぞれに色んなことをしているシーンがとても印象的で、達成感に満ちた人、仲間と健闘を讃え合う人など、高揚が客席まで伝わってきて、ひとりひとりの演技が演技を感じさせず、そこに生きている、という実感がありました。

 

内くん、じつはPLAYZONE2009〜太陽からの手紙〜で記憶が止まっていて、久しぶりの内くんのパフォーマンスに度肝を抜かれました。歌もダンスも演技も恐ろしいほど上手くなってる…でも内くんらしい甘い声も健在で少しホッとしました。嫉妬や羨望といった人間らしい弱さが愛おしく、幸せになってほしいと心から願いました。

 

内くんの悪夢のシェイクスピアも舞台として一本筋が通っていてとても好きな演出でした。"満天の星よ、大地よ!"を聞いた瞬間そういえば初代JWでじゃんけんで勝った人がシェイクスピアの一人芝居をするという日替わり芸があったな〜ということを思い出しました懐かしい…シェイクスピアのセリフのリズムや節回しが面白くて、といっても夏の夜の夢しか観劇したことはないのですが、これを機にもっと色んな作品に触れてみたいな〜と思いました。ちなみに夏の夜の夢のヘレナがおたくっぽくて、共感度が高いのでおすすめです。

 

ジャパネスクの殺陣も圧巻、あんなに血生臭い殺陣は初めて見ました。松松が階段の中段から落ちるとき、演技とわかっているのに本当に絶命したようで怖かったです。というかジャパネスクからわりとずっと終盤まで恐くて、やっぱりこれは個々の演技・表現のスキルによるものなんだな〜と強く実感したところです。階段落ちもWSでは見たことはあったけど生で見るのは初めてで、え、こんな急降下してたの!?!?となりました…光一くん尊敬しかありません。この辺は内くんの禍々しい気持ちが劇場内に蔓延していて本当に辛く逃げ出したく気持ちでした。

 

2幕、ヒロインのリカちゃんの演技も素敵でした。コウイチが戻ってきた時、すぐに"死んでいる"と気付いたリカちゃん、楽しそうに踊るコウイチと切ない顔で見つめる場面。悲哀で震えた歌声が忘れられません。

 

全体を通して個々のスキルが高く、ダンスが揃ったときの迫力がまるでスイミーのようだと思いました。(イワシでも構いません)二階後方席までエネルギーが届くってほんとうにすごいです。そんなプロ集団の中でひときわ目が離せなかったのは松倉くんでした。自分でもびっくり。しゃかりきダンスの印象しかなかったので気付いたら松倉くん追ってるし、松倉くんの表情でどのシーンかわかりそうなぐらいコロコロ変わって面白かったです。コウイチが戻ってきて、またその後ろで踊るシーンの笑顔は忘れられないかも知れない。めちゃくちゃ憑依してました。

 

 

 

 

そして、松倉くんに、未来の大昇くんを見ました。

 

観劇中、何度も何度も、大昇くんに絶対にこのステージに立ってほしいと思いました。勝手にニコニコ踊ってるのを想像しては泣きそうになりました(気が早い)。座長の大きく優しい背中から、大好きな歌や演技を学んで磨いてほしい。ダンスの引き出しももっともっと増えるといいな。松倉くんの変貌と笑顔を見て余計に、大昇くんにも経験してほしいって思いました。大昇くんならぜったいぜったいいい表現者になれる、これからも大昇くんの感性を信じてずっと応援していきたいと思いました。

 

ステキな舞台に出会わせてくれてありがとう。

 

 

 

 

 

"あなたの夢はわたしの夢" 

 

東京の夜景を眺めながら、大昇くんがこの世界で夢を叶えられますようにと心から祈っています。

すべてが叶う場所、夢の島

 

平成最後の秋、ぐんと大人びたきみを見つけたときから季節は変わって冬、初めてそこに存在する岩﨑大昇くんを見た。なんかもう、すっっっごい輝いてた。贔屓目なのか親バカなのかわかんないけど物理的に光ってた。どの瞬間もすごく素敵で、忘れたくない、忘れたくないと必死でちいさな海馬に詰め込んだ。それでも眩しい大昇くんの姿のかけらがポロポロとこぼれ落ちていく様でかなしい。久しぶりの帝国劇場、そのステージで堂々と歌い、踊り、演じた16歳の大昇くんを絶対に後世に残したい。

 


3曲も歌う機会をもらえて大昇くんのスキルが認められたんだなと思って嬉しかった。テレビを通して聞くよりも力強く、まっすぐに心に届く歌声だった。いつもぐっと来るのは"とめどなく空が黄昏に染まるだけ"の"空が"でふっと力を抜いて天を仰いで語りかけるように歌うところ。しっかりサビを歌ってからふんわり優しさで包んで終止符を打つような歌い方にいつも心がきゅんとなって勝手に救われたような気持ちになる。16歳にしてこの表現力と包容力、どう育ったら身につくのかなぁ。タイタニックも切々とした歌声が印象的だったし、上ハモがほんっとうに綺麗で主旋律の邪魔をするわけでもなく存在が薄いわけでもなく絶妙にサポートしてて素晴らしかった。岸くんとの声の相性も良かったなぁ。君にこの歌を、大好きな曲だから大昇くんの歌声で聞けてうれしかった。"きみの苦しみ知りながら きみの悲しみ知りながら 何もできない僕なのね"胸に手を当ててもどかしそうにさみしそうに歌う姿を見てそれはこっちのセリフだと思ったら泣いてた。大昇くんが苦しい時、悲しい時、ただのファンである自分は何もできないし、応援すらプレッシャーになったらどうしようって途方にくれるから。いつも救ってもらってばかりでごめんね、大昇くんにできること何かあるのかなぁ。


岸くんを過去に案内する重要な役をもらった大昇くん。悲しみをぐっと心の奥に隠した冷酷な表情や低く凄みのある声、タイタニック号の海難事故を感情のない目で見下ろす姿。人間の歴史は悲しみの歴史、という現実を岸くんに伝える大事な役回りだったけど大昇くんが色々考えて工夫して演じているのが伝わってきてすごくよかった。冒頭のニコニコ笑顔からのギャップが酷く、あっという間に空気を変える力があった。正直、ここまでできると思ってなくて演技の部分では驚き通しだったし、タイタニックヒンデンブルグ、戦争のくだりは平穏な心では見れなかった。わりといつも辛いけど今回も辛かった。いつもはあんなにキラキラした目が、光を失って呆れたように話す姿に混乱して情緒がやばかった。少クラではいびーがやってたFantastic Timeでもそんな虚ろな目をしていて、サイコっぽい役が意外とハマるんじゃないかと密かに思ってたんだけどドンピシャだった。


小道具を使う演目も多くてやっぱり1番好きだったのはハットかなぁ。伏し目がちでハットを被る大昇くんがクールで紳士的で、ハーフっぽい顔立ちに映えるな~と思ったし、くるくるっと飛ばして被るのが失敗しても成功してもかわいかった。きもちが素直に表情に出るところが本当にかわいい。成功したと思ったけどすべり落ちちゃったときのあれっ!?みたいな顔もかわいかったし、成功してニコニコしてるのもかわいかったし、どやってるのもかわいかったし、かわいい以外の感情がしんだ。バトンもニコニコでかわいかったし赤のベストが似合いすぎててかわいい。えっ、思い出しただけで岩﨑大昇かわいい(混乱)ライフルやアーチェリーのハードな技をやりきる大昇くんはかっこいいしその時のちょっとだるそうな目がすきだ。きっと真剣すぎてそういう顔になっちゃうんだろうけどお口もむっとしててかわいい。大車輪、回転するたびに大きく息を吐いてる姿を見てすっごくひやひやしたけど、回数重ねるたびに慣れてきたのかニコニコしてる時もあって毎秒成長する大昇くんが尊かった。少しA.B.C-ZSnowManのパフォーマンスを見慣れすぎてる節があって、大昇くん大丈夫かなぁってすぐ心配になっちゃうけど、大昇くんなりにちゃんと成長していてその変化を見守れるのが本当に嬉しいなって思った。


キラキラと輝く目がすきだ。いつも星を宿していて、まっすぐ前を見据えていて、明るくやさしい希望だ。Ready to rise、LGTEやTokyo Experienceなど、ここぞ!という盛り上がりの曲で嬉しそうに口ずさみながら踊る姿が忘れられない。楽しそう、というより嬉しそうに見えて、そこがすきなところだなぁって思う。三幕終わりで帝劇の0番に立つ姿を見たときは感動したなぁ、恋というより母性なのでよかったね、よかったねと思わずにはいられない。あのときの大昇くんすっごく嬉しそうで誇らしげで全力で愛しかった。先輩方と目を合わせて笑い合う姿もわたしはすきだった。先輩方にたくさん可愛がられて、たくさん知恵をもらって、技を盗んで大きくなってほしいと思う。みんなに愛される大昇くんがだいすきだ。にしてもれんれんを後ろからハグする大昇くんはあまりにりあこすぎて結婚の二文字しかなくてどうしようかと。


わたしの中のアイドルを応援することの意味合いが昔とは少し変わったなと感じていて、昔はもっと、疑似恋愛的な感情を求めていたような。だから歴代の担当はみんな年上だし、クールさやセクシーさを兼ね備えてて、パフォーマンスの完成度やポテンシャルも高い人が多かったかな、と思う。でもいまは本当にありのままの大昇くんの成長をリアルタイムで見守れて幸せで、でこぼこで不安定でも、その未完成さが愛しいなと思う。本当に大昇くんにここを直して!ってところがなくて、思うままに進んでほしいし自分の感性を信じてほしい。大昇くんにはそう思わせる力がある。

 

 

 

トニトニ以来5年ぶりの冬の帝劇、相変わらず派手でトンチキで一見意味がわからないけど、14.15.16.17のアイドルたちが素晴らしいってことは理解できるし、大昇くんがこれから生きていく世界がやさしく平和なものでありますようにって願わずにはいられませんでした。ちょっぴり大人に足を踏み入れた、思春期真っ只中の大昇くんがジャニアイのステージに立つ姿を見られてよかった。この舞台で何を感じたかな。何ができなくて、何ができるようになったかな。いっぱい悔しいこと、嬉しいこと経験できたかな。終わった後の大昇くんの言葉がたのしみ。

 

 

 

この経験が今後の大昇くんの糧となりますように。

最高のJOHNNY'S 大昇 IsLANDをありがとう。

 

 

 

2018年いちばんの幸せは

風邪を引いた。記憶の限りここ2年程風邪を引いていなかったはずだから久しぶりの熱で随分と心細くなってしまった。辛い身体とぼんやりとする頭でなんとなくきみのことを考えていた。熱に浮かされた、のぼせてふわふわとした頭できみのことを考えるのはひどく心地良く、ここがわたしのユートピアだと勘違いしてしまうほどだった。ジャニーさんがユートピアに想いを馳せるのもわかるな、ってわけのわからないことを思っていた。


大昇くんに出会って2ヶ月弱が経ったのに、思いは膨らむばかりで止まることを知らなくて戸惑ってしまう。大昇くんはいろんな顔を見せてくれる。古のおたくとしては週1ペースで最新のすきな人が更新されるなんて、すごい時代になったな、と心底思う。少し前なら1ヶ月動いてる姿を見ない、なんてことはザラだったような。雑誌の供給も多くてあっちこっち、と追いかけて、目に映る全てが新鮮で愛おしく、秒刻みで成長する大昇くんが頼もしくて切ない。


大昇くんを大昇くんと認識したのはだんだんと寒くなってきた10月。陶器のように白い肌と潤んだタレ目、はらはらと目にかかる前髪、柔らかくて甘い声。実年齢より大人びていて、どこか儚くセンチメンタルな印象。"ビビッときた"というベタベタな表現が1番しっくりくるくらい、あぁ、この子が好きだなぁと確信した。そこからは友人が言っていた"光の速さ"で沼に喜んで沈んでいった。


少し長めの前髪をうざったそうにはらう頭の動きと表情が好き。大きめのピンクのスウェット。ほんのちょっと前までまゆげをぴょこぴょこさせて、ひょうきんな顔でパフォーマンスをしてたのに最近はカメラを睨んだり優しく微笑んだり凛々しい顔を見せてくれたりと増えた引き出し。でもまだまだあどけなさが残るのが愛しい。いつまでもこどもでいてほしいと願ってしまう。ゲームに強いところ。声フェチで照れ隠しなのかふざけちゃう年相応なところ。よーいどんで君のもとへ行くのさぁ(棒読み)だったのが、僕と付き合ってくださいってちゃんと照れずに言えるようになったところ。人の話をよく聞いていて、よく覚えているところ。握力41.3kgで背中が広くて運動神経の良いところ。やっぱりスポットライトの光に蒸発して消えてしまいそうなほど儚い大昇くんが好き。



ナチュラルで伸びやかで透明感があって癖のない歌声がいい。大昇くんのソロで始まった少年倶楽部は衝撃的だった。この子の歌声は世界平和だと冗談じゃなく思った。わたしも愛してるって大きな声で伝えたくなった。MFTPでのちょっとキツそうな顔やAct-Showでのアクロバット、こっちもハラハラしたけど嬉しそうに、楽しそうに踊る大昇くんが頼もしかった。ぐっとパフォーマンスの成長を感じた11月。


11/19、突然の改名に心が着いていかなかったあの日。願ったのは6人の無垢な思いがずっとずっと大切にされる世界であってほしいということ。まああのとき色々な葛藤があったり悩んだりしたわけだけど、龍我ちゃんの「なんとね、ぼくたち、名前変わりました〜!」で完全に力が抜けてしまったし、大昇くんの「これまで築き上げたことはそのまま残っているし、僕らも忘れない。何も消えたりしないから安心してほしい」という大人すぎるほどな言葉ですっかり救われてしまった。東京B少年というグループ名がなくなったことはやっぱりさみしいけれど、


髪の毛が長くなって大型犬みたいだった12月。NORTH FACEを着て優しい声で痛いの嫌い?って聞くずるい大昇くんに恋した冬。踊りに緩急が出てきてジェットコースターみたいにドキドキさせられた。髪を切ってもやっぱりかっこよくてむしろもっと爆モテいけちらかしで、一体この世界はどうなってるんだ。冬の帝劇で大切な役割を任された大昇くん。努力、運、チャンスをものにする力、愛される力、アイドルとして大事なものをたくさん、たくさん持ってる大昇くん。


大昇くんのこと以外でも事務所内では悲喜こもごもあり、感情が振り回されて途方にくれる日も少なくなかった。聡ちゃん、岩橋くんの休業では"アイドル"という職業を選んだきみに、果たしてできることはあるのだろうかと絶望的な気持ちになった。応援は時にプレッシャーとなって、わたしはきみに過剰な期待をかけていないだろうか、16歳の心には重すぎる仕事をさせられていないだろうかと時々苦しくなる。"頑張れ"は本当にきみの力になるのかな、とか。インターネット社会ではきみを傷付ける言葉もきっと少なくない。優しい言葉や温かい声援だけがきみのもとに届けばいいな、と願うばかりだけれど、きっとそんなことはない。ありえない。だからこそ、せめてわたしだけはきみの心を守っていきたいなんて烏滸がましいことを思ってしまう。


Jr.担時代におけるわたしの青春を共に過ごしてきた子たちの退所もものすごい衝撃だった。あぁこれでひとつの時代が終わったんだな、と思ったし改めて大昇くんがアイドルを今日も続けてくれていることに感謝した。そして会いに行ける時に会いに行くこと、後悔したくないって強く思った。SnowManを救って育ててくれた滝様の引退も。まだまだこどもで、思春期で、エネルギーを持て余すSexy美少年にも、すのに滝様がいてくれたように見守ってくれるお兄ちゃんがいてくれたらなって思う。舞台での立ち居振る舞いだけじゃなくて、人としても成長させてくれる人がいてくれたらいいなって。何かがズレてしまって、その小さな歪みが自分たちの力だけではどうしようもなくなってしまったとき、グループの輪郭がぼやけてしまったとき、そっと手を差し伸べてくれる人がいたらいいなと強く願っている。





たった2ヶ月、されど2ヶ月、あっという間に2018年が終わる。2018年いちばんの幸せは、もちろん、岩﨑大昇くんに出会えたことです。会いに行けなかったことが心残りだけど、それはまた来年の楽しみにしよう。たった2ヶ月でここまで思いが溢れるので、実際に会ってしまったらポエマー度にさらに拍車がかかりそうで怖いです。怖いけど、楽しみ。本当に楽しみ。


2019年もさらに飛躍の年になりますように。大昇くんの力を信じています。自由に大昇くんらしく輝ける年になりますように。





例えばきみが六等星だったとしても


岩﨑大昇くんに出会ってしまった。沼に落ちるのがわかる。今までの人生で幾度となく経験してきたあの感覚。寝ても覚めてもきみのことを考えてはにまにまして少しだけ人生が明るくなる。



2008年頃からJr.のおたくをしてきて、最後の記憶は2015年3月NEWSのコンサート。プライベートでなんやかんやあり現場に行くことはその後なかった。しかしおたく体質というのは自分の真髄にあるらしく、常に推しを求めて2次元やソシャゲ界隈を練り歩き、そして舞台俳優へと辿り着いた。

舞台俳優のおたくは楽しかった。Jr.にも2次元のキャラクターにもなかった"応援していることへの見返り"が事実として残っていった。それは勘違いであることがほとんどかと思うが、勘違いでもよかった。そんな勘違いをできる材料がそこかしこにあることが楽しかった。

そんな経緯があったから、わたしがJr.のおたくに戻ることはもうないだろうと思っていた。あまりに遠すぎた。ステージで歌って踊るきみとの距離も、チケットが必ず当たるとは限らないことも、応援している声が届いているのかわからないことも。


じゃあなんで
今、原点回帰しているのか
それも、Jr.の中でも無所や干されが好きだったわたしが、ステージの中心で輝くきみをすきになったのか




舞台俳優のおたくは楽しかった。でも、少しだけ、しんどかった。純粋に楽しめなくなっている自分もいた。通えなくてごめんなさいとか、推し被りにどう思われてるかなんてつまらないことを考えて、趣味が義務になるってこういうことかぁって思った。そんなことを思っちゃうことが悲しかった。それに気付いて悔しかった。



たぶん、岩﨑大昇くんに見つけたものは癒しだったと思う。

20半ばでまだおたくを続けていて、まわりの友達は結婚し始めて、それでもおたくはやめられなくて、趣味がないと仕事をがんばれなくて、でもその趣味も辛いものになってしまって、八方塞がりだったわたしの癒しだった。


岩﨑大昇くんはとても穏やかそうに見える。常に話すトーンが同じで、感情の起伏が激しくなく、みんなの話をよく聞いていてふにゃふにゃと笑っている。かと思えばメンバーからはよく気が回る評判で立ち位置や振り付けが間違っていることに気付ける視野の広さもある。

なんとなくこちらも温かい気持ちになるアイドルだな、と思った

パフォーマンスはまだまだ、と思うところもあるけど楽しそうに嬉しそうに踊ってるところがすきだ。伸びやかで爽やかで柔らかい歌声もすき。唯一無二の歌声。あの歌声は彼のいままでの育ちが現れてるなぁと思っていて、彼を取り巻く環境に感謝する日々である。

彼の飾り気のない振る舞いが、そのナチュラルさが、遠くからでいいからずっと見ていたいと思える決め手だったように思う。

根っこがおたくなので、恐らくまた現場に通い詰めたりグッズを買い漁ったりして自分の首をしめることになるのかなあとか、そして勝手に自滅して大昇くんのこと嫌いになっちゃったらやだなあとか、色々思う。

色々思うけど、いまはふにゃふにゃ笑ってる大昇くんについて行ってもいいかなってなんとなく、思うのだ。決意とか、永遠とか、約束とかそんなんじゃなくて、ほんと、なんとなく。



色んなJr.を見てきた。
ゴシップが出て辞めてしまった子、粘り勝ちでデビューした子、デビューしてからもくすぶってる子、長らくJr.として頑張ってる子、、


特に信仰はないし、こんなときだけ神頼みでなんともずるいけど、きみを見てると願わずにはいられないのだ。

どうか優しいきみの周りが、優しい人やもので溢れますように。つらいことがあっても周りの人と乗り越えていけますように。きみが一番いいと思った形できみの夢が叶いますように。






岩﨑大昇くんというアイドルがいつまでも輝き続けますように。