それは祈りのような

すきなこのことをすきかってに

2018年いちばんの幸せは

風邪を引いた。記憶の限りここ2年程風邪を引いていなかったはずだから久しぶりの熱で随分と心細くなってしまった。辛い身体とぼんやりとする頭でなんとなくきみのことを考えていた。熱に浮かされた、のぼせてふわふわとした頭できみのことを考えるのはひどく心地良く、ここがわたしのユートピアだと勘違いしてしまうほどだった。ジャニーさんがユートピアに想いを馳せるのもわかるな、ってわけのわからないことを思っていた。


大昇くんに出会って2ヶ月弱が経ったのに、思いは膨らむばかりで止まることを知らなくて戸惑ってしまう。大昇くんはいろんな顔を見せてくれる。古のおたくとしては週1ペースで最新のすきな人が更新されるなんて、すごい時代になったな、と心底思う。少し前なら1ヶ月動いてる姿を見ない、なんてことはザラだったような。雑誌の供給も多くてあっちこっち、と追いかけて、目に映る全てが新鮮で愛おしく、秒刻みで成長する大昇くんが頼もしくて切ない。


大昇くんを大昇くんと認識したのはだんだんと寒くなってきた10月。陶器のように白い肌と潤んだタレ目、はらはらと目にかかる前髪、柔らかくて甘い声。実年齢より大人びていて、どこか儚くセンチメンタルな印象。"ビビッときた"というベタベタな表現が1番しっくりくるくらい、あぁ、この子が好きだなぁと確信した。そこからは友人が言っていた"光の速さ"で沼に喜んで沈んでいった。


少し長めの前髪をうざったそうにはらう頭の動きと表情が好き。大きめのピンクのスウェット。ほんのちょっと前までまゆげをぴょこぴょこさせて、ひょうきんな顔でパフォーマンスをしてたのに最近はカメラを睨んだり優しく微笑んだり凛々しい顔を見せてくれたりと増えた引き出し。でもまだまだあどけなさが残るのが愛しい。いつまでもこどもでいてほしいと願ってしまう。ゲームに強いところ。声フェチで照れ隠しなのかふざけちゃう年相応なところ。よーいどんで君のもとへ行くのさぁ(棒読み)だったのが、僕と付き合ってくださいってちゃんと照れずに言えるようになったところ。人の話をよく聞いていて、よく覚えているところ。握力41.3kgで背中が広くて運動神経の良いところ。やっぱりスポットライトの光に蒸発して消えてしまいそうなほど儚い大昇くんが好き。



ナチュラルで伸びやかで透明感があって癖のない歌声がいい。大昇くんのソロで始まった少年倶楽部は衝撃的だった。この子の歌声は世界平和だと冗談じゃなく思った。わたしも愛してるって大きな声で伝えたくなった。MFTPでのちょっとキツそうな顔やAct-Showでのアクロバット、こっちもハラハラしたけど嬉しそうに、楽しそうに踊る大昇くんが頼もしかった。ぐっとパフォーマンスの成長を感じた11月。


11/19、突然の改名に心が着いていかなかったあの日。願ったのは6人の無垢な思いがずっとずっと大切にされる世界であってほしいということ。まああのとき色々な葛藤があったり悩んだりしたわけだけど、龍我ちゃんの「なんとね、ぼくたち、名前変わりました〜!」で完全に力が抜けてしまったし、大昇くんの「これまで築き上げたことはそのまま残っているし、僕らも忘れない。何も消えたりしないから安心してほしい」という大人すぎるほどな言葉ですっかり救われてしまった。東京B少年というグループ名がなくなったことはやっぱりさみしいけれど、


髪の毛が長くなって大型犬みたいだった12月。NORTH FACEを着て優しい声で痛いの嫌い?って聞くずるい大昇くんに恋した冬。踊りに緩急が出てきてジェットコースターみたいにドキドキさせられた。髪を切ってもやっぱりかっこよくてむしろもっと爆モテいけちらかしで、一体この世界はどうなってるんだ。冬の帝劇で大切な役割を任された大昇くん。努力、運、チャンスをものにする力、愛される力、アイドルとして大事なものをたくさん、たくさん持ってる大昇くん。


大昇くんのこと以外でも事務所内では悲喜こもごもあり、感情が振り回されて途方にくれる日も少なくなかった。聡ちゃん、岩橋くんの休業では"アイドル"という職業を選んだきみに、果たしてできることはあるのだろうかと絶望的な気持ちになった。応援は時にプレッシャーとなって、わたしはきみに過剰な期待をかけていないだろうか、16歳の心には重すぎる仕事をさせられていないだろうかと時々苦しくなる。"頑張れ"は本当にきみの力になるのかな、とか。インターネット社会ではきみを傷付ける言葉もきっと少なくない。優しい言葉や温かい声援だけがきみのもとに届けばいいな、と願うばかりだけれど、きっとそんなことはない。ありえない。だからこそ、せめてわたしだけはきみの心を守っていきたいなんて烏滸がましいことを思ってしまう。


Jr.担時代におけるわたしの青春を共に過ごしてきた子たちの退所もものすごい衝撃だった。あぁこれでひとつの時代が終わったんだな、と思ったし改めて大昇くんがアイドルを今日も続けてくれていることに感謝した。そして会いに行ける時に会いに行くこと、後悔したくないって強く思った。SnowManを救って育ててくれた滝様の引退も。まだまだこどもで、思春期で、エネルギーを持て余すSexy美少年にも、すのに滝様がいてくれたように見守ってくれるお兄ちゃんがいてくれたらなって思う。舞台での立ち居振る舞いだけじゃなくて、人としても成長させてくれる人がいてくれたらいいなって。何かがズレてしまって、その小さな歪みが自分たちの力だけではどうしようもなくなってしまったとき、グループの輪郭がぼやけてしまったとき、そっと手を差し伸べてくれる人がいたらいいなと強く願っている。





たった2ヶ月、されど2ヶ月、あっという間に2018年が終わる。2018年いちばんの幸せは、もちろん、岩﨑大昇くんに出会えたことです。会いに行けなかったことが心残りだけど、それはまた来年の楽しみにしよう。たった2ヶ月でここまで思いが溢れるので、実際に会ってしまったらポエマー度にさらに拍車がかかりそうで怖いです。怖いけど、楽しみ。本当に楽しみ。


2019年もさらに飛躍の年になりますように。大昇くんの力を信じています。自由に大昇くんらしく輝ける年になりますように。